近年、花粉症は2人に1人はなると言われている国民病と言ってもよいでしょう。
花粉症は、鼻水やくしゃみ、目のかゆみなどが一般的な症状とされていますが、耳鳴りが現れることもあります。

耳鳴りが発症することにはさまざまな要因が考えられるのです。

今回は、花粉症によって引き起こされる耳鳴りの対策法やおすすめアイテムをご紹介していきます。

花粉症による耳鳴りにはどんな症状がある？

花粉症を発症したときの耳鳴りにはさまざまな症状があります。

ここでは、花粉症を発症したときに起こる耳鳴りの症状を紹介していきます。

「キーン」と音が聞こえる

キーンという音が鳴る耳鳴りは、内耳に原因があると考えられます。

花粉症による耳鳴りも考えられますが、他にメニエール病や中耳炎、加齢、ストレスなどが考えられます。

さまざまな要因が考えられますが、一般的にはすぐ治まる場合がほとんどです。

症状が悪化すると難聴になる場合も

耳鳴りが多く、聞いたこともないような耳鳴りを感じた場合は注意が必要です。

耳鳴りがうるさすぎて、難聴であることに気が付かないことがあります。

これを突発性難聴と言います。

花粉症で耳鳴りになるのはなぜ？

花粉症は、鼻に大きな影響を与える病気です。

鼻と耳は、耳管という管でつながっています。
耳管は耳の中の圧力を調整するのに重要な役割を持っている器官です。
そして花粉症になることで、鼻水や鼻づまりが起こり耳管の圧力調整をくるわせます。

耳の中の圧力調整が上手くいかないことによって耳鳴りが起こるのです。

花粉症による耳鳴りの対策は？

花粉症による耳鳴りを防ぐためには、花粉症の症状を抑えることが耳鳴り症状を解消することにつながります。

花粉症を抑えるのに有効な対策は以下のとおりです。

点鼻薬や内服薬を服用する

花粉症を抑えるのに効果的な方法として、点鼻薬や内服薬を服用しましょう。

点鼻薬と内服薬どちらを使用するのが良いのか気になるでしょう。
点鼻薬と内服薬では、花粉症のつらい症状によって使い分ける必要があるのです。

内服薬の特徴は、体全体の花粉症の症状を抑える特徴があります。
内服薬は、薬の有効成分が血液とともに運ばれるため目や鼻、ノドなど花粉の全体的な症状に効果的です。

しかし、薬によっては眠気などの副作用があるものが多いことと、薬の効果が出るまでに時間を要することがデメリットです。

一方、点鼻薬は鼻に直接的に働きかけるため、薬の効き目が早く実感できます。
眠気などの副作用も少ないので安心して使用できます。

点鼻薬のデメリットとしては、鼻のみに限定的に作用するので他の場所には効果がありません。

花粉を払い落としてから帰宅する

帰宅する際は、家に入る前にきっちり花粉を払い落しましょう。

室内に入ったら花粉から解消されたと安心する方も多いのではないでしょうか。
しかし、衣類や体には多くの花粉が付着しているのです。

部屋の中に花粉を持ち込まない方法として、以下の対策をすると効果的です。

・花粉がつかないようなツルツルした素材の服を着る
・室内に入る際には粘着ローラーで花粉をとる
・帰宅したらすぐにシャワーを浴びる

など、部屋に入る前にさまざまな対策をすることができます。

花粉が多い日は無理に外出しない

花粉症対策には、花粉が飛び交っている環境に行かないというのも良い方法です。

最近では、地域ごとに花粉の飛散状況が確認できるアプリや天気予報で対策することができます。

とくに花粉が多く飛散すると思われる気象は以下のとおりです。

・気温が高い
・湿度が低い
・雨が降っていない

以上のような気象条件の時は、花粉の飛散が多いと考えられるので外出を控えましょう。

バランスの良い食生活を心掛ける

花粉症の対策をするためにバランスの良い食生活、とくに体の免疫をつける食事を心掛けましょう。

花粉症対策におすすめの食材はビタミンA、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維、不飽和脂肪酸です。

症状が出たときに食べれば効果が出るわけではなく、日ごろから花粉症の対策として摂取することが大事です。

ストレスを溜めないように十分な休息をとる

花粉症が悪化する原因にストレスがあります。

一見、ストレスは花粉症とは関係ないと思われがちですが、実は密接な関係にあるのです。

なぜ、ストレスが溜まると花粉症に影響するのか？

それは、ストレスが溜まることで自律神経が乱れたり免疫のバランスが崩れるからです。
前述したように免疫機能が低下すると、花粉症も悪化してしまいます。

ストレスを溜めないためにも、休日にはしっかりと休息を取ることや趣味やスポーツなどでストレスを発散することを心掛けましょう。

花粉症による耳鳴りを防ぐためのおすすめアイテムは？

耳鳴りを発症しないためには、花粉症の対策をするのが効果的です。

ここでは花粉症対策に効果的なアイテムをご紹介していきます。

花粉対策用メガネ

花粉は、目から体内に入ってきます。
目から入る花粉に効果的なアイテムが花粉対策用メガネです。

花粉症対策用メガネは、顔にフィットして花粉の侵入を防ぐような設計になっているため、花粉を約90%以上防ぐことができます。
（参考：花粉対策メガネのおすすめは？種類や選び方、くもり防止グッズも紹介 – Aigan STYLE（メガネ・めがね））

花粉の侵入を最小限で抑えるために、顔にフィットした隙間の少ないメガネを選ぶようにしましょう。

花粉対策用帽子

花粉症対策に帽子が効果的です。
花粉は体に付着することも多く、静電気が発生しやすい髪や顔などに付着することがあります。

髪への花粉の付着を防ぐことができる帽子のほかに、つばの広いものや顔の前面にガードがついている帽子があります。

髪や顔への花粉の付着を抑えることで、花粉症を防ぐのに効果が高いです。

洗眼薬

花粉症を予防するのに洗眼薬もおすすめです。

前述したように、目から花粉が侵入し花粉症を発症させます。
そのため、洗眼薬で目のなかに入った花粉を洗い流しましょう。

とくに、涙に近い人工涙液で洗い流すのが効果的です。

鼻用クリーム

花粉症を予防するアイテムに鼻用クリームがあります。

なかなか、なじみがない商品かもしれませんが鼻腔クリームと呼ばれています。

鼻腔クリームは、鼻に塗ることでクリームに花粉がしっかりとキャッチされ体内への花粉の侵入を防ぐことができます。
一度使用すると約4〜5時間程度持続するものが多いので、マスクやメガネの曇りが気になる方にはおすすめです。

耳鳴り対策でおすすめの食べ物は？

前述で花粉症対策には食生活も重要であると解説してきました。

ここでは、花粉症対策に効果的な栄養素を紹介します。

亜鉛を含んでいる食材

花粉症は免疫機能が低下すると悪化しやすいといわれています。

アレルギー反応を抑えてくれる役割をするのが亜鉛です。
免疫機能をサポートしてくれるのに亜鉛は最適と言えます。

そしてミネラルが不足している食生活は、聴力に影響を与えるとされておりミネラルの補給には亜鉛がおすすめです。

このように亜鉛は、花粉症によって起こる耳鳴りの効果があります。

亜鉛を多く含んでいる食材は以下のとおりです。

・貝類とくに牡蠣やハマグリ、ホタテ
・甲殻類（エビ、カニ）
・肉類（レバー、牛肉、豚肉）
・ごま
・アーモンド

以上の食材を、調理時にビタミンCと共に摂取することで吸収されやすいといわれています。

耳鳴りは血流の悪化も原因と考えられています。

葉酸を含んでいる食材

血流が悪くなると、血流音が耳鳴りとなって聞こえるようです。

血流を改善するには血を増やすことが重要であり、葉酸は血を作る役割をしてくれます。
葉酸を積極的に摂取することで血流改善に効果があります。

葉酸を多く含んでいる食材は以下のとおりです。

・わかめ
・枝豆
・モロヘイヤ
・ほうれん草
・アスパラガス

以上の食材があります。
とくに葉酸は海藻類で摂取するのが良いとされています。

花粉症による耳鳴りにお困りの方はセラピストプラネットにご相談ください！

花粉症による耳鳴りには、鼻と耳に密接な関係があります。
花粉症を防ぐには自身でできる方法も多くありますが、セラピストプラネットに相談していただければ、さらに詳しい方法をご提案させていただきます。