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      鍼灸で起こる「好転反応」とは?鍼灸が痛い理由や反応の種類・期間・和らげ方を徹底解説!

      鍼灸の施術を受けたあとに「だるい」「眠い」「熱っぽい」といった症状を感じたことはありませんか?

      それは「好転反応」と呼ばれるもので、体が回復へと向かう過程で一時的に起こる自然な反応です。

      初めて経験すると驚くかもしれませんが、正しく理解しておけば心配はいりません。

      この記事では、好転反応が起こる理由や代表的な症状、どのくらい続くのか、また不快感をやわらげるための対処法について、わかりやすく解説します。

      まず、鍼灸が痛いのはなぜ?理由を解説

      「鍼灸は痛い!」というイメージをお持ちではありませんか?実は鍼灸(しんきゅう)の針は注射針とは構造が異なるため、強い痛みを感じることはほとんどありません。ではなぜ、「痛そう」と誤解されているのでしょうか?

       

      それは、「針」という言葉の印象や注射のイメージが重なることが原因と言えるでしょう。

       

      実際に使用される鍼灸針は非常に細く、髪の毛の太さとほぼ同じです。注射針が直径0.5〜0.9mmであるのに対し、鍼灸針はおよそ0.12〜0.18mmと見た目でもその違いは明らかです。

       

      しかし、痛みの感じ方には個人差があるため、鍼灸の細い針でもどうしても痛いと感じてしまう方はいますが、注射のような鋭い刺激をイメージしている場合は実際と異なるケースがほとんどです。もっと詳しい理由を簡単に解説します。

       

      ①痛みに敏感でチクッと感じやすい 皮膚には「痛点(つうてん)」と呼ばれる感覚のセンサーが存在し、痛みに敏感な人はわずかな刺激にも強く反応します。これは皮膚や筋肉に分布する「痛点」の密度や感度に個人差があるためです。
      ②疲労や緊張で痛みに敏感になっている 心身が疲労している状態は体の防御反応が高まり、痛みを感じる神経が過敏になります。

      たとえば睡眠不足が続いていたり、仕事で緊張が続いていたりする人は要注意。

      ③毛穴にピンポイントで刺さっている 毛穴のまわりには細い血管や神経が集まっているため、鍼が偶然そこに触れると鋭い痛みを感じることがあります。ただ、痛みは瞬間的ですぐにおさまるため、ズキズキと続くような刺激に発展することはほとんどありません。
      ④強いコリがあると「ズーン」と響きやすい 筋肉の奥にある“コリ”が強い部分(硬結)に鍼が当たったときに起こりやすい反応です。神経や筋膜を通じて、刺激が周囲にも広がっていくため、離れた部位まで重だるさや鈍い感覚が伝わることがあります。
      ⑤施術者との相性や技術レベルによる違い 鍼灸で痛みを感じるかどうかは、施術者の技術や患者との相性によっても大きく左右されます。

      痛くない鍼灸があるって本当?“刺さない鍼”ってなに?

      痛みが心配な方におすすめなのが「刺さない鍼(ていしん)」です。これは、金属製の棒やローラーのような器具を使って、皮膚に軽く触れたり押し当てたりすることでツボを刺激します。

      皮膚を貫通させないため、チクッとした痛みが起こることはありません。肌への接触のみで刺激を与えるため、小さなお子さまや高齢の方、痛みに敏感な体質の方でも安心して受けられるのが特徴です。

      鍼灸特有の感覚と持続時間

      「ズーンと重だるい感じ」「奥に響いた気がする」こうした感覚は鍼灸ならではの独特な反応であり、一般に「響き(ひびき)」と呼ばれます。

      響きが起こるのは、鍼が筋膜や神経の近くに触れたとき。神経が刺激を受けることで周辺の筋肉が反応し、一時的に緊張が起きたり血流が変化したりすることで生じます。この現象は「神経刺激による生理的な反応」であり、“好転反応”とはまた違います。

      響きの強さや感じ方には個人差があり、数秒で消えることもあれば数分ほど続くこともあります。人によっては「効いている感じがして心地よい」と捉える一方で、敏感な方にとっては「少し不快」と感じることもあります。

      効いている証拠?鍼灸による「好転反応」とは

      鍼灸は、体にある「経穴(けいけつ)」、いわゆるツボを鍼やお灸で刺激することで、気の流れや血行を整え、人が本来持つ自然回復力を高めていく施術です。

      この施術により、それまで滞っていた血流が促進され、体内の老廃物がスムーズに排出されるようになります。

      そうした変化の途中で、体が反応し一時的に不調のような症状が現れることがありますが、これが「好転反応」と呼ばれるものです。

      では、好転反応にはどのような症状があるのでしょうか。

      この章で詳しく解説します。

      ①だるさ・眠気・力が入らない「弛緩反応」 弛緩反応:鍼灸などの施術によって筋肉の緊張がほぐれた際にあらわれる好転反応のひとつ。

      症状は、体のだるさや倦怠感、眠気、疲労感など。

      ②痛みや熱感が一時的に強まる「過敏反応」 施術によって体の機能が回復し始めた際にあらわれる反応。

      症状は、痛みやかゆみ、腫れ、発汗、便秘、下痢など。

      ③ニキビ・発汗・下痢などの「排泄反応」 施術によって体内の老廃物や毒素が外へ排出される過程で生じる好転反応。症状は、ニキビや吹き出物、湿疹などの肌トラブル、あるいは下痢や尿の色の変化など。
      ④感情が不安定になる・涙が出る「回復反応」 発熱や吐き気、腹痛、だるさなどの症状が見られる。
      ⑤その他の一過性症状(微熱・むくみ・頭痛・不快感など) 体の免疫機能が活性化し、むくみや不快感などがあらわれる。

      どんな人に好転反応が出やすい?体質などの共通点

      好転反応のあらわれ方には個人差があり、まったく症状が出ない方もいれば、強い不調を感じる方もいて、反応の有無や程度はその方の体質や施術時の体調によって大きく左右されます。

      一般的に、以下のような条件に当てはまる方は、好転反応が出やすい傾向があるようです。

       

      • 初めて鍼の施術を受ける方
      • 吹き出物が出やすい肌質の方
      • 湿疹やじんましんが出ている方

       

      このほかにも、鍼に慣れていない時期や、肌が敏感になっている状態では反応が強く出やすいといわれています。

      好転反応が出るかどうかは事前に予測できないため、重要な予定を控えている方は、スケジュールに余裕を持って施術を受けましょう。

      鍼灸の好転反応はいつからいつまで?症状の継続期間

      多くの方は、施術の直後から翌日までのあいだに、だるさや頭痛、眠気、軽い発熱などの症状を感じ始めることが多いようです。

      これらの反応は通常、1〜3日以内におさまるとされています。

      ただし、重い咳や息苦しさが現れた場合は、好転反応ではなく気胸などの別の異常が疑われますので、速やかに専門医に相談してください。

      鍼灸で好転反応が出たときの正しい過ごし方

      好転反応が現れると、体調が一時的にすぐれず、日常生活に支障をきたすことがあるため、施術後は無理をせず、体をゆっくり休めることが大切です。

      施術後2~3日は予定をなるべく入れず、安静に過ごすのがおすすめ。

      特に施術当日は早めに帰宅して、リラックスできる時間を持ちましょう。

      しっかりと睡眠をとることで、症状がやわらぎ、鍼の効果も感じやすくなります。

      また、施術後はこまめな水分補給も忘れずに。

      鍼には血行を促す作用があるため、水分を多めに摂ることで体内の老廃物や疲労物質の排出を助けます。

      だるさや発熱があるとき、肌にニキビや吹き出物が出た場合も水分を摂り、体の回復を助けるとよいでしょう。

      施術後2~3時間は、激しい運動や飲酒、長時間の入浴など、体温を急激に上げる行動は避けてください。

      体に余分な負担がかかると、好転反応が強く出たり、鍼の効果が十分に得られなかったりするためです。

      また、暴飲暴食や消化の悪い食事も避け、できるだけ体に優しい過ごし方を心がけましょう。

      好転反応を和らげるには?つらさを軽減するための予防法

      好転反応が出てしまい、つらいと感じたときにはどのように対応したらよいのでしょうか。

      軽減するための予防法を紹介します。

      好転反応によるだるさや疲労感を軽減するには、軽い運動がおすすめです。

      たとえば、ウォーキングのような無理のない運動を取り入れることで、倦怠感の緩和が期待できます。

      ただし、運動によって自律神経が刺激され、かえって眠りにくくなることもあるため、夜間は控えめにしましょう。

      眠れないと感じたときは、スマートフォンの長時間使用や飲酒を避け、軽いストレッチなどでリラックスできる環境を整えてください。

      また、まれに施術部位に炎症を感じる場合がありますが、無理をせず冷却用の湿布を使用するなどして様子をみることをおすすめします。

      鍼灸の好転反応と揉み返しや副作用との違い

      好転反応は、体が本来の健康な状態へと戻ろうとする過程で一時的に現れる症状です。

      ただ、似たタイミングで起こるものでも、まったく意味が違う反応もあるので、混同しないよう気をつけましょう。

      代表的な「揉み返し」と「副作用」、それぞれの違いを説明します。

      揉み返しとは?

      揉み返しは、マッサージや整体などの施術後に起こる筋肉の痛みを指します。

      筋繊維に負担がかかり、損傷を受けたことで筋肉痛のような痛みが現れることです。

      施術の力加減や方法によって生じやすく、場合によっては内出血やアザになることもあります。

      鍼灸においても、刺激が強すぎると揉み返しが起こることがあるため、注意が必要です。

      危険な痛みの見分け方

      好転反応とは、体が回復に向かう過程で一時的に現れる正常な変化です。ただし、中には注意すべき「危険な痛み」もあります。

      たとえば、夜になっても痛みがおさまらない、眠れないほどの不快感が続く場合は、好転反応ではない可能性があります。

      さらに、ズキズキとした鋭い痛みが続いている、患部が大きく腫れて熱を帯びているといった症状があれば、感染症や過剰な刺激による炎症が疑われます。

      副作用とは?

      副作用は、主に薬の服用によって、本来期待されていた作用とは異なる、望ましくない症状が現れることを指します。よくある副作用は以下の2つです。

      内出血(まれ) 皮膚の下にある毛細血管に鍼が触れると稀に出血が起こり、小さな青あざが残る。

      数日〜1週間ほどで自然に吸収され、跡が残ることはほとんどない。

      一時的な筋肉痛やだるさ 「体が重い」「筋肉が張っている」といった感覚を覚えることがある。

      半日〜翌日には落ち着き、体調も整う。

      こんなときは注意!長引く・悪化したときの対処法

      鍼を受けたあとに、強い咳が続いたり、息苦しさを感じたりする場合は注意が必要です。

      これは単なる好転反応ではなく、「気胸(ききょう)」という肺を包む胸膜に穴が開いてしまう状態で、適切な対応をしないと重症化するおそれがあります。

      特に、肺の上部(肺尖部)や肋骨のあたりなど、鍼を打つ際に細心の注意が必要な部位に誤って刺鍼すると、起こる可能性があるのです。

      そのため、施術後に咳が止まらない、胸が苦しいといった症状が見られる場合は、重症化を防ぐためにも我慢せず速やかに専門医に相談してください。

      広島周辺で鍼灸の好転反応にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

      鍼灸の好転反応は体が回復へ向かうサインとはいえ、症状に戸惑う方も少なくありません。

      広島周辺にお住まいの方で、鍼灸の好転反応についてお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。

      サイト監修者

      松永 尚也

      松永 尚也

      東京大学 医学部 卒業
      美容内科医/美容皮膚科医/AGA外来医/整形外科医

      一人でも多くの方が正しい情報をもとに安心して行動できるよう、読者の不安や疑問に寄り添った情報発信を心がけています。 専門的な内容もできるだけ噛み砕いてお伝えしますので、お気軽にご参考ください。