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      踵の痛みの原因は?検査方法や改善方法・やってはいけないことを解説!

      踵に痛みを生じさせる原因には、疾患によるもの、骨や神経の異常や損傷、筋肉や腱などが関係している可能性があります。踵は、体の荷重を支えている部位であり、その分、負荷がかかりやすい部位でもあります。痛みを放置してしまうと日常生活に支障をきたすこともあるでしょう。そのため、痛みの原因をしっかりと追求し改善方法を導き出すことが重要です。

      今回は、踵の痛みの考えられる原因や検査方法を解説していきます。また、改善方法ややってはいけない・控えるべき行動などもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

      踵に痛みを感じる原因は?

      踵に痛みを感じる原因には、アキレス腱や足底筋膜と呼ばれる足裏にある筋肉の膜などが関与している可能性があります。痛みが出現する頻度はその原因によって異なり、常に痛む場合や立位や歩行時など限定した動作で痛む場合もあります。

      では、踵が痛む原因について下記で詳しく解説していきます。

      足のアーチの異常

      足のアーチとは、土踏まずと言われている足裏の窪んでいる部分の形状を表します。このアーチの湾曲が強かったり弱かったりすることで、足に均等な力が加わらなくなり負担が偏るために踵の痛みにつながることがあります。

      関節リウマチ

      関節リウマチは膠原病にも分類される自己免疫疾患です。関節リウマチを罹患していると、自己免疫異常により、骨の変形や関節の肥厚などが引き起こされます。これらは、足や指などに起こりやすく、足関節に生じた変形などが踵に痛みをもたらす原因と考えられます。

      踵骨棘

      踵の骨の部分が尖ったような異常な形になることで、踵の痛みの原因となる場合があります。踵の骨が負担の蓄積で耐えきれなかったり、激しい運動などによって大きな負荷がかかったりすることで発生すると言われています。

      痛風

      痛風によって、足に蓄積された尿酸が痛みの原因となっている可能性があります。痛風により引き起こされる足の痛みには足趾が多く、時に足関節や足の甲、踵に生じます。発赤や腫脹を伴うことも少なくありません。

      神経損傷

      踵や足関節周囲は神経の走行がある部位であり、その神経が損傷を受けることで踵に痛みを感じることがあります。特に足裏の感覚を支配している後脛骨神経がダメージを受けると歩行時や靴などが接触した際に痛みを感じます。

      その他にも、内くるぶしで分岐するバクスター神経の障害も考えられるでしょう。

      踵が痛い時に行われる検査方法は?

      踵が痛む時にどのような検査方法で原因を突き止めることができるのでしょうか。

      関節リウマチによる痛みであれば、血液検査によるリウマチに関与する項目の値での判定も可能でしょう。

      では、他の神経や骨が原因の場合にはどのような検査方法が用いられるのか解説していきます。

      レントゲン検査

      レントゲン撮影は一般撮影とも言われ、健康診断などでも用いられ肺や腸などの検査でも受けられた経験がある方も多く、もっともポピュラーな検査方法ではないでしょうか。

      このレントゲン検査では、明らかな骨折や骨の剥離、神経叢の圧迫、関節の炎症などの鑑別が可能です。

      CT

      CT検査では、レントゲン検査では分からなかった部位の詳細を映し出すことが可能です。レントゲン検査とは異なり、体を輪切りにした画像を撮影するため、体の内部まで詳細に映し出すことができます。

      レントゲン検査ではっきりと鑑別のできなかった骨折や骨の剥離、関節の炎症などがより鮮明に映し出されることで鑑別が可能となります。

      超音波検査

      超音波検査は、被曝の可能性がない点が上記2つの検査方法と大きな違いです。皮膚表面にプローブと呼ばれる皮下組織を断面で観察することができる機械を当てることで、筋膜の異常や神経の損傷などを観察できます。

      早急に調べたい時や簡易検査として用いることが多い検査方法です。

      MRI

      MRI検査は一見CT検査と似ている機械ですが、伝導磁石を用いた機械で検査時には独特な音がするのが特徴です。レントゲン検査やCT検査では分からない疾患や体の内部の状況を知るのに非常に有効的な検査方法であり、他の検査と比べて検査費用はかかりますが、繊細な脳や神経などの損傷も鮮明に映し出すことができます。

      踵の痛みはどうやって改善していく?

      踵の痛みを改善するためには、原因によってその改善方法は異なりますが、主に4つの方法が検討されるでしょう。

      では、その5つの改善方法を詳しく解説していきます。

      薬物療法

      一般的に痛みを緩和する方法の対症療法として、痛み止めなどの薬物療法が検討されます。抗炎症作用や鎮痛作用のある薬を適宜用いることで、活動を可能にしたり痛みによるストレスを緩和したり一時的な効果を目的とします。

      注射療法

      注射療法では、抗炎症作用や鎮痛作用のある薬剤を患部に注入することで限局した治療を促します。しかし効果が期待できる期間には個人差があり、継続的な治療を要する場合もあり薬物療法と組み合わせることが必要なことも少なくないでしょう。

      手術療法

      薬物や注射療法などの保存的治療で改善する見込みがない場合や日常生活に支障をきたす場合、重度の損傷が見られる場合には、手術療法が検討されます。手術療法では、切開を伴うものが多く、術前の内服薬や食事の管理、術後の創傷処置やリハビリが必要となるでしょう。

      リハビリ

      リハビリ療法では、筋力トレーニングやストレッチ方法、体の使い方などを知ることで痛みの軽減につなげることができます。また、筋肉や腱の柔軟性を高めることは、新たな怪我や痛みの予防にも効果的となるでしょう。

      整体や鍼灸

      整体で全身の骨の矯正を行うことで踵にかかる負担を軽減し、踵の痛みを改善させる効果が期待できます。一時的な痛みの改善だけでなく、骨格から矯正することで再発予防にもつなげられます。

      鍼灸では、体の循環を改善することで踵の痛みの原因となる炎症を抑えたり、改善を促進させる効果が期待できるでしょう。

      踵が痛い時にやってはいけないことは?

      踵が痛い時に下記のようなことは控えるべきです。

      • 痛みを我慢して活動を続ける
      • 合っていない靴を履く
      • 過度に足裏を刺激する
      • 極端に冷やしたり温めたりする
      • 過度なトレーニングやストレッチをする

      痛みを我慢して活動を続けると悪化する可能性が高く、治癒にも時間を要する結果を招きかねません。痛みがある場合には、安静にしたり薬や湿布などを貼付したりして経過を見るのが望ましいです。

      足に合っていない靴や過度な刺激を与えることは、負荷を増強させる恐れがあるため控えましょう。炎症を引き起こしている場合には冷却することで緩和が期待できますが、腱や筋肉の緊張によって痛みが出現している場合には温めることで緩和が期待でき、冷却は逆効果となってしまう恐れがあります。自己判断で極端な冷やしたり温めたりの処置は行わないようにしましょう。

      広島周辺で踵の痛みでお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

      踵の痛みには、疾患によるものや腱や筋肉の炎症、神経の損傷、骨の異常などが背景にある可能性があります。足裏や足関節には神経の走行があり、その神経が損傷することによって踵に痛みを生じさせることもあります。これらを鑑別するための検査方法には、レントゲン・CT・超音波・MRIといった主に4つの方法があります。いずれも症状や部位によって使い分けることで、より正確な原因の究明が可能です。

      広島周辺にお住まいの方で、踵の痛みでお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。