自律神経の乱れを整えるツボ一覧!簡単にできる方法をご紹介!
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「自律神経の乱れに、ツボ押しをすると効果がある」と聞いたことはありますか?ツボとは東洋医学の概念で「経穴」。
気や血が流れる経路上の、特定のポイントのことを指し、刺激すると臓器を活性化できると考えられています。
本記事では、自律神経を整えるツボについてご紹介していきます。
ツボ押しは、場所と刺激方法を知っていれば自宅でも手軽にできるものです。
ぜひ生活に取り入れて、自律神経を整えましょう。
自律神経が乱れる原因とは?
自律神経が乱れると頭痛や疲れやすさ、手足のしびれなどの身体的な症状だけでなく、抑うつ状態のような精神的な不調を引き起こすこともあります。
生活に支障を来たさないためにも整えておきたい自律神経ですが、なぜ乱れが生じてしまうのでしょうか?その原因について見ていきましょう。
生活習慣の乱れ
自律神経は通常、興奮をさせる交感神経とリラックスを促す副交感神経を相互に切り替え、両者のバランスを保っています。
しかし生活習慣が乱れて体に負担がかかると自律神経も乱れ、切り替えがうまくできなくなってしまいます。
自律神経を乱れさせる習慣としては以下の4つが挙げられます。
・夜ふかしや睡眠不足
・昼夜逆転の生活
・不規則な食事時間
・栄養バランスの偏った食事内容
仕事などのプレッシャー
仕事のプレッシャーなどによる精神的なストレスも、自律神経を乱れさせる大きな要因であると言われています。
強いストレスに長時間さらされると交感神経から副交感神経への切り替えがうまくできず、自律神経に乱れが生じるのです。
季節の変化
季節の変わり目には、自律神経が乱れやすくなります。「気象病」とも呼ばれるのですが、季節が変わる時には寒暖差や気圧の変化が大きく、これが自律神経のストレス反応を引き起こします。
現代人は空調が完備された環境で暮らしていることが多く、気温の変化に体が対応しづらくなっていることも自律神経が乱れる一因と言われています。
自律神経を整える効果が期待できるツボ一覧!
さまざまな要因で乱れを生じる自律神経。
しかし、自律神経の不調を感じても、生活スタイルや仕事内容によってはすぐに原因を取り除くのが難しい場合もありますね。
そのような時は自律神経を整えるツボを刺激するのがおすすめです。
効果的なツボは複数あるので、下記に紹介していきます。
百会(ひゃくえ)

百会(ひゃくえ)は左右の耳を頭頂部で結んだラインと、眉間の中央から延びたラインが交わる場所にあるツボです。
副交感神経を優位にさせて、心身ともにリラックスさせる効果があります。
就寝前に刺激すると安眠効果も得られますよ。
利き手の親指で、ゆっくりと10秒ほどかけて上から押しましょう。
天柱(てんちゅう)

後頭部の髪の生え際、左右の太い筋肉の外側のくぼみにあるツボが天柱(てんちゅう)です。
天柱は自律神経を整えるほか、肩こりやめまい、頭痛などにも効果的です。
両手の親指をツボに当てて、円を描くように刺激します。
風池(ふうち)

風池(ふうち)は天柱のやや外側、うなじの髪の生え際にあります。
親指でうなじに沿って外側を押していくと、刺激が気持ちよく感じる場所です。
風池も天柱と同様、自律神経の乱れや肩こり、めまいに効果があるので、気になる不調がある方は習慣的に刺激することで症状の緩和が期待できますよ。
親指でツボを押し込むようにマッサージしましょう。
労宮(ろうきゅう)

労宮(ろうきゅう)は手のひらの真ん中よりやや上、中指と薬指の骨の間にあるツボです。
「労宮」という名前には心労や疲労が集まる場所、という意味があり、その名の通り自律神経のバランスを整えて精神を安定させる効果があります。
ストレスを感じているときに刺激すると痛みを感じるのも特徴です。
刺激の方法は、両手の労宮に対して親指でやや強めに、繰り返し5秒ほど押してゆっくり離します。
合谷(ごうこく)

合谷(ごうこく)のツボは、手の甲の親指と人差し指の骨が合流した場所にあります。
合谷は万能ツボとも呼ばれ、自律神経の不調をはじめ頭痛や肌荒れ、便秘にまで効果があります。
親指を合谷に、残り4本の指を手のひらに当てて、少し痛みを感じるくらいの強さで5秒ほど押して離す、を両手に繰り返しましょう。
内関(ないかん)

手のひらを握ったときに浮き出る2本の腱の間、手首のしわから指3本分下にあるのが内関(ないかん)です。
内関は、自律神経を整えるとともに不安感や緊張を和らげ、また吐き気を緩和できるツボと言われています。
内関に親指を当てて、やさしく押し込むように5秒ほど押して離す、を両腕に繰り返すと良いでしょう。
神門(しんもん)

神門(しんもん)は手首内側のしわの上、小指の下のラインにあり、主に精神的なストレスから来る自律神経の乱れに効くツボです。
押し方としては親指を神門に当てて、残りの指4本で手首をつかみます。
「痛いけれど気持ち良い」と感じる強さで、左右30回ずつ押し込みましょう。
肝兪(かんゆ)

肝喩(かんゆ)は背中のツボで、左右の肩甲骨の下縁部分を結んだ点から骨2本分下、さらに指2本分外側の位置に左右一対あります。
自律神経の不調に加えて肝臓の働きを助け、ストレスを軽減することができますよ。
うつ伏せになって親指で優しく、小さな円を描くようにマッサージします。
肝喩は背骨に近いので、強く刺激するのはくれぐれも避けましょう。
背中に手が届きづらい時はマッサージグッズを使ったり、人に押してもらうのもおすすめです。
湧泉(ゆうせん)

湧泉(ゆうせん)は足の裏の土踏まずよりやや指側の中央、足指を曲げたときにへこむ部分です。
自律神経を整えて、全身の倦怠感やストレスにも効果があるツボです。
左右の足の湧泉を、親指の腹で小さな円を描くようにしっかりと5秒程押し、ゆっくり離すのを繰り返しましょう。
足三里(あしさんり)

足三里(あしさんり)は膝のお皿の下縁、外側のくぼみから指4本分下がった部分にあるツボです。
自律神経の乱れや全身の倦怠感、食欲不振に効くと言われています。
刺激する時は両手の親指を重ね、強めに押しながら足首を外側から内側へ交互に回します。
太衝(たいしょう)

両足の甲にある大衝(たいしょう)は、親指と人差し指の骨が交わる部分からやや指先にある、くぼみ部分のツボです。
自律神経の調整と共に、精神的ストレスの緩和にも有効ですよ。
程よく刺激を感じる程度の力で、ゆっくり押して離す動作を、両足の大衝に繰り返し行いましょう。
ツボ以外に自律神経の乱れを整える方法は?
自律神経を安定させる方法は、ツボ押し以外にもあります。
下記に紹介するので、ツボ押しと併せて実践してみてください。
太陽の光を浴びて体内時計をリセットする
人間の体には体内時計があり、約24時間のリズムが刻まれています。
特に朝、太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされ、自律神経が整いやすくなります。
ぬるめのお湯に浸かる
お風呂のお湯に浸かることも、自律神経の不調に有効です。
お湯に入ってリラックスすることで副交感神経が優位となり、自律神経が整います。
熱すぎるお湯は心身を興奮させてしまうので、38℃程度のぬるま湯に浸かるのがポイントです。
整体で体を整える
セルフケアも良いですが、整体に行くことも自律神経の乱れを治す近道の一つです。
整体で施術を受けることで血流を促進して体の緊張を和らげ、自律神経の機能を活性化させることができます。
広島周辺で自律神経の乱れでお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
体中に700個以上存在するツボ。
自律神経に作用するツボも多くあるので、自分の症状にあったツボを押して不調を和らげたいですね。
一刻も早く自律神経を整えたい、という方はプロに相談するのがおすすめです。
広島周辺にお住まいの方で、自律神経の乱れでお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。
セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。
どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。
どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。
一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。