外反母趾のマッサージ方法は?痛い時はやっても大丈夫?改善方法をご紹介!

外反母趾で痛みが出ているけれど、マッサージをしても大丈夫なのか不安に感じていませんか?

「自宅でできるケア方法を知りたいけど、どうしたらいいんだろう?」という方も多いかもしれません。

実は、外反母趾の痛みを感じている時でも、適切なマッサージを行えば痛みの緩和に繋がります。

この記事では、外反母趾の原因や痛みを和らげるマッサージ方法を紹介し、どのような場合にセルフケアが効果的かを解説します。

外反母趾とは?

外反母趾とは、足の親指が内側に曲がり、親指の付け根の関節が外側に突出する状態のことを指します。

この変形は、時間をかけて進行し、歩く際に痛みや不快感を引き起こすことが多いとされています。

初期段階では目立った痛みがない場合もありますが、進行するにつれて、親指の根元に痛みや炎症が生じるようになるのが一般的。

また、外反母趾の症状が進むと、他の足指や足全体にも影響を及ぼし、足全体のバランスが崩れることもあるかもしれません。

 

この状態は特に女性に多く、日常生活や仕事に支障をきたすことが多くなります。

ヒールや先の細い靴を履くことが原因の一つとされていますが、遺伝的な要素や関節の柔軟性、筋力の低下も関わっているため、全ての人が同じ原因で外反母趾になるわけではありません。

外反母趾と内反小趾の違いは?

外反母趾と似た症状に「内反小趾(ないはんしょうし)」というものがあります。

この2つは足の変形に関する症状ですが、影響を受ける指が異なります。

 

外反母趾は親指が内側に曲がり、付け根の関節が外側に突出する状態です。

一方、内反小趾は小指が内側に曲がり、小指の付け根が内側に曲がって痛みを引き起こします。

両方の症状が同時に起こることもあり、内反小趾もまた、靴のサイズや形、足にかかる圧力のバランスによって悪化する可能性があるかもしれません。

 

特に外反母趾は親指に多くの圧力がかかるため、歩く際に痛みや腫れを伴いやすく、見た目にも変形が目立ちます。

一方、内反小趾は小指の痛みが主な症状ですが、足全体のバランスにも影響を与えることがあり、歩行に不安定さが生じることがあります。

外反母趾になりやすいのは「エジプト型」

足の形には大きく分けて3つのタイプがあり、それぞれが足への負担のかかり方に影響を与えます。

最も多いのは「エジプト型」で、これは親指(母趾)が人差し指(示趾)よりも長い形状の足です。

日本人の約70%がこのエジプト型に該当するとされています。

 

エジプト型の足は、体重をかけると親指の付け根に強い圧力が集中しやすく、そのため足全体のバランスを保つために親指の付け根部分にねじれた力が加わりやすい傾向にあります。

このねじれの力が続くと、親指の付け根が外側に突き出し、関節が内側に曲がってしまうことで外反母趾が進行してしまうのです。

 

また、エジプト型の人はヒールや先が細い靴を履くと、親指の付け根にかかる負担がさらに増えやすく、外反母趾のリスクが高まります。

そのため、足に合った靴を選ぶことや、適切なケアを行うことが重要です。

特に日常的に立ち仕事や歩行が多い人は、早めにセルフケアを取り入れることで、症状の進行を防ぐことができるでしょう。

外反母趾の原因は?

外反母趾の原因には、さまざまな要因が関わっています。

主な原因としては、関節の柔軟性の低下や、足の形状、そして履いている靴の種類などが挙げられます。

ここでは、それぞれの原因を解説します。

関節が緩んでいる

外反母趾の一つの原因として、関節の柔軟性や安定性の低下が考えられます。

特に、足の親指の付け根の関節が緩んでいると、足にかかる圧力をうまく分散できず、親指の付け根に負担が集中してしまいます。

これにより、関節が外側に押し出され、外反母趾が進行することがあるのです。

 

関節の柔軟性が低下する要因には、年齢や体重の増加、また日常的な足の使い方の癖などが影響します。

特に、運動不足やデスクワークなどで足をあまり動かさない生活を続けていると、足の筋力や関節の安定性が低下しやすくなるため、注意が必要です。

人差し指より親指が長い

前述したように、足の形状も外反母趾の大きな要因の一つです。

エジプト型の足、つまり親指が人差し指よりも長い形をしている場合、体重をかける際に親指の付け根に大きな圧力が集中します。

この圧力が長期間続くと、親指の付け根の関節に負担がかかり、外反母趾のリスクが高まってしまうのです。

ヒールの高い靴を履いている

ヒールの高い靴や先の細い靴を履くことも、外反母趾の大きな原因となります。

ヒールの靴は、つま先にかかる圧力を増大させるため、親指の付け根に負担が集中しやすくなります。

また、先が細い靴は足の指を圧迫し、親指が内側に曲がる圧力を強めることもあるかもしれません。

外反母趾で痛い時にマッサージをしても大丈夫?

外反母趾の痛みを感じているときに、マッサージをしても大丈夫なのか不安に思う方も多いかもしれません。

実際、痛みを伴う部分に対して直接的な圧力をかけることは、場合によっては痛みを悪化させるリスクもあるため注意が必要。

しかし、適切な方法で行うマッサージは、痛みの緩和に効果を発揮することができます。

 

まず、外反母趾の痛みの原因は、親指の付け根の関節部分の炎症や、周囲の筋肉や腱が引き起こす緊張感が大きな要因です。

この緊張を和らげるために、足全体の血行を促進し、筋肉をほぐすことが重要です。

 

ただし、強い痛みがある場合や、すでに炎症が進行している場合は、自己判断で無理にマッサージを行わないようにしましょう。

炎症を悪化させる可能性があるため、まずは足を休め、冷やすことが推奨されます。

その後、痛みが和らいだ段階で、軽いマッサージを取り入れるとよいでしょう。

外反母趾を改善するマッサージ方法

外反母趾の症状を改善するためには、適切なマッサージを定期的に行うことが非常に効果的です。

足の筋肉や腱の緊張を緩め、血行を促進することで、痛みの軽減や外反母趾の進行を抑えることができます。

ここでは、簡単にできるマッサージ方法をいくつか紹介します。

足趾間のマッサージ

足の指の間は、意外と緊張が溜まりやすい部分です。

特に外反母趾がある場合、親指と人差し指の間に負担がかかるため、この部分のマッサージは重要です。

 

具体的には、足の指を一本一本丁寧に開くようにして、指の間をほぐしていきます。

特に、親指と人差し指の間に指を入れ、軽く圧をかけながら、指全体を動かすようにするといいですよ。

これにより、指の間の筋肉や腱がほぐれ、血行が促進されます。

足裏のマッサージ

足裏のマッサージは、外反母趾のケアにおいてとても重要な部分です。

足裏には多くの筋肉が集まっており、これらをほぐすことで足全体のバランスを整え、外反母趾の症状を軽減する効果が期待できます。

足の裏全体を両手で軽く押しながら、筋肉を揉みほぐしていきます。

特に、土踏まずの部分を指圧するようにして、じっくりとマッサージしましょう。

これにより、足のアーチをサポートする筋肉が柔軟になり、親指への負担が軽減されます。

足首マッサージ

足首周りの筋肉も、外反母趾の改善に影響を与える重要な部分です。

足首が硬くなると、歩行時に足全体のバランスが崩れ、外反母趾の症状が悪化することがあります。

そのため、足首の柔軟性を保つためのマッサージはとても有効です。

足首を両手で包み込むように持ち、ゆっくりと回すようにマッサージを行います。

左右に軽くねじりながら、足首の筋肉をほぐしていきます。

足首の前面からかかとにかけて、軽く圧をかけながら撫で下ろすようにしてマッサージすると、さらに効果的です。

外反母趾はマッサージ機で治る?

外反母趾のケアとして、マッサージ機を使用することも検討する方が増えています。

特に、手で行うマッサージが難しいと感じる方や、より効果的な方法を探している方にとって、マッサージ機は便利な選択肢です。

しかし、マッサージ機だけで外反母趾を「治す」ことができるかというと、それは難しいと言えます。

 

マッサージ機は、あくまで症状の緩和を目的としたアイテムです。

例えば、足裏や足首、ふくらはぎをほぐすマッサージガンや、圧力をかけて足全体をマッサージする機器は、血行を促進し、足の筋肉や腱をリラックスさせる効果があります。

これにより、外反母趾による痛みや疲労を軽減することが期待できるかもしれません。

広島周辺で外反母趾のマッサージでお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

外反母趾は多くの人が悩む症状ですが、正しいケアを行うことで軽減が可能です。

今回ご紹介したマッサージ方法やマッサージ機の利用は、痛みの緩和や症状の進行を抑えるのに役立ちます。

広島周辺にお住まいの方で、外反母趾にお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。

セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。

どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。

どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。

一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。