ストレートネックによるめまいが起こる理由は?治し方・どれくらいで改善するかも解説!
スマホ首とも呼ばれるストレートネックになると、めまいを引き起こす可能性があるのをご存じでしょうか?
さらに症状が悪化すると頭痛や吐き気といったつらい症状が出る場合も。
パソコンやスマホを長時間使用するようになり、現代病の1つといわれるストレートネックは、さまざまな病気のきっかけになる可能性があります。
最近、体の不調に悩んでいるあなた、実は知らず知らずのうちにストレートネックになっているかもしれません。
ぜひこの記事を読んで、その理由を理解して予防に努めましょう。
ストレートネックによるめまいが起こる理由は?
私たちの首の骨(頸椎)は、通常、前に向かってゆるやかにカーブしていますが、このカーブがなくなって、まっすぐになった状態を「ストレートネック」と呼びます。
これは、下を向く姿勢が続き、首の自然なカーブが保てなくなってしまうのが原因です。
頭の重さが直接首にかかるため、首にかかる負担がさらに増してしまうのです。
首や肩の筋肉が凝って固くなると、血管が押しつぶされて血液の流れが悪くなり、めまいを引き起こす可能性が高くなります。
さらに、首の筋肉には自律神経に関係する神経も含まれているため、筋肉の緊張が自律神経のバランスを乱し、めまいが生じると考えられています。
ストレートネックによるめまいの治し方は?
この章ではストレートネックが原因で起こるめまいの治し方をご紹介します。
すぐに対策ができる内容もあるので、めまいに悩んでいる方は試してみてください。
スマホやパソコンを操作する時の目線を上げる
スマホを使うときは、画面を目の高さまで持ち上げて操作するのがおすすめです。
もし手が疲れる場合は、スマホを持っていない方の手を脇の下に入れると、持っている手を支えやすくなります。
また、普段、空き時間にスマホをつい触ってしまう人は、できるだけ使う時間を減らすよう心がけましょう。
パソコンで作業をするときは、目線が下向きになりすぎないようにモニターの高さを調整してみてください。
デスクトップを使う場合、高さを調整できるデスクであれば、モニターが目線より少し下にくるように設定するのが理想です。
もしデスクの高さを変えられない場合は、モニターアームを利用するのも良い方法でしょう。
ノートパソコンを使うときは、ノートパソコンスタンドの活用もおすすめです。
モニターの位置は高すぎても低すぎてもよくないため、目線の少し下がベストな位置です。
枕の高さを調整する
高さが合っていない枕の使用は、首に負担がかかるため、ストレートネックになる原因の1つでといわれています。
そのため、高すぎず低すぎない、ちょうど良い高さの枕びが大切です。
朝起きたときに首が痛かったり、疲れを感じたりする人は、枕の高さが合っていないのかもしれません。
首にしっかりフィットする枕がおすすめです。
さらに、枕の硬さも重要で、硬すぎても柔らかすぎても首に負担がかかってしまいます。
睡眠の質にも影響するため、購入時には硬さも確認しておきましょう。
最近ではオーダーメイド枕が人気で、自分の首の形や体型を測定し、ぴったり合った枕のオーダーができます。
首をしっかり支える枕選びが大切なので、ストレートネックが気になる人は、ぜひオーダーメイド枕を試してみてくださいね。
整体で矯正する
ストレートネックを放置しておくと、症状が悪化して手のしびれや頭痛、めまいといった不調に発展する可能性があるため、早めの対策が大切です。
また、自分でストレッチを続けているのに一向に症状が良くならない場合や、治ったと思ってもストレートネックが再発してしまう場合もあります。
できるだけ早くストレートネックを治したいと考えている場合は、整体で専門家の手を借りるのも一つの方法です。
歪みや姿勢を改善し、首にかかる負荷を軽くする施術を行っているため、1度相談してみるも良いでしょう。
ストレートネックはどれくらいで改善できる?
触診の頻度や年齢などによって違いはありますが、ストレートネックは約3ヶ月から半年ほどで改善する方が多い印象です。
特に、しっかりとセルフケアを行うと、より早く症状の改善が期待できます。
ストレートネックを治すためには、単に症状を改善をするだけでなく、本来の頚椎の自然なカーブを取り戻すためのトレーニングも必要になってきます。
ストレートネックになると発症するほかの症状は?
ストレートネックになると、めまいだけでなく、さまざまな体の不調が現れる可能性があります。
また、ストレートネックが進行すると医学的には「頚肩腕症候群」といわれる症状に。
頚肩腕症候群とは、首や肩の筋肉が緊張して、腕に痛みやしびれが広がる状態を指します。
この症状が悪化すると、日常生活に影響を与える可能性もあるため、以下で紹介する症状が気になった方は、早めに改善策をとりましょう。
吐き気
首には多くの神経が集まっており、体のさまざまな機能を調整する自律神経も通っています。
ストレートネックになると、この自律神経のバランスが崩れ、体に不調が現れる場合があります。
特に、内臓の働きが弱まってしまい、吐き気や胃もたれといった症状が起こりやすくなるのです。
食欲が無くなり、仕事や日常生活に影響が出てしまう症状のため、早めに改善したい症状です。
手のしびれ・痛み
首や肩だけでなく、腕から指先にかけてしびれや痛みを感じる場合、症状が進行しているサインかもしれません。
ストレートネックによってしびれが出る場合、他の病気の可能性もあるため、注意が必要です。
一例として「頚椎椎間板ヘルニア」という疾患があります。
これは、不良姿勢や急な外力によって首に負担がかかり、椎間板から髄核組織が飛び出し、首の神経を圧迫して起こる病気です。
指先の細かい作業ができなくなったり、腕が疲れやすくなる場合もあるため、このような症状が出たら、早めに専門医への相談をおすすめします。
視力の低下
ストレートネックは、視力の低下につながる可能性もあります。
首が前に傾いている状態のため、画面との距離が近くなり、その結果、視力が悪くなるリスクが高まります。
さらに、ストレートネックによって首や後頭部の筋肉が緊張すると、目の疲れやかすみが起こりやすくなり、ドライアイの症状が出る場合もあるのです。
仕事でパソコンを使う時間を減らすのが難しい方も多いと思いますが、ブルーライトカットメガネを使ったり、デジタルデトックスを取り入れたりして、メリハリをつけた生活が大切です。
自律神経の乱れ
ストレートネックになると、自律神経のバランスが崩れやすくなり、筋肉が過度に緊張している状態に気づかないまま、頭や目の周り、腕の筋肉にまで影響が広がっていきます。
その結果として、頭痛や頭の重さ、めまいやふらつき、吐き気や嘔吐、腕のしびれ、目の疲れや視界がぼやける感じ、顔のしびれや痛み、耳鳴り、肩こりなど、さまざまな症状が現れるリスクが高まりまってしまいます。
はっきりとした原因がわからないけれど、なんとなく体の不調が続いているという方は、ストレートネックからくる体調不良かもしれません。
ストレートネックによるめまいは何科に行けば良い?
この症状はストレートネックかも?でも何科へ行けばいいんだろう、と悩まれる方は、まずは整形外科がおすすめです。
レントゲン検査などでストレートネックかどうかが判断できるからです。
また、頭痛や吐き気、手のしびれなどのひどい症状がある場合は、脳神経外科でMRIを撮る場合も。
一方、整体では、骨格の歪みや筋肉の緊張をほぐして調整し、ストレートネックを根本から改善できる可能性があります。
専門医にかかるほどではないけれど、自分がストレートネックかどうか知りたい方は、セルフチェック方法もありますので、参考にしてみてくださいね。
・ストレートネックセルフチェック方法
1.かかと・お尻・肩甲骨・後頭部の4点を壁にピタッと付けて立つ
2.後頭部が壁に付かなければスマホ首の可能性
後頭部を付けられても、胸のあたりが詰まって息苦しさを感じたり、姿勢を維持するのがつらい場合はスマホ首が疑われます。
参照元:専門家が教える、スマホ首・ストレートネック解消の正しい姿勢&ストレッチ方法 – ITをもっと身近に。ソフトバンクニュース
広島周辺でストレートネックでお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
ストレートネックは、放置すると症状が悪化し、日常生活に大きな影響を与えてしまいます。
広島周辺にお住まいの方で、ストレートネックにお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。
セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。