アキレス腱炎になっても運動していい?症状や対処法を解説!

アキレス腱に痛みを感じる場合、アキレス腱炎を発症している可能性があります。

アキレス腱炎はアキレス腱に負荷がかかっているなどの理由で発症するため、もしアキレス腱炎が疑われる場合は運動するのは避けましょう。

また、痛みを感じたらすぐに専門家に相談することが早期改善への近道です。

この記事では、アキレス腱炎の症状や対処法などを詳しくご紹介します。

アキレス腱炎とは?

アキレス腱炎とは、アキレス腱が炎症を起こす症状です。

アキレス腱はさまざまな動作で私たちの体重を支えている大切な部分ですが、ここに大きな負荷がかかると徐々に傷がついていき、炎症が起こり始めます。

スポーツ選手や日頃から運動を行っている人に多くみられますが、運動不足の方や加齢の影響で発症することも。

放置すると手術が必要なほど深刻になることがあるため、早めの対処が必要な症状です。

アキレス腱炎になる原因は?

アキレス腱炎と聞くとスポーツをよく行う人に多いのではないかと感じるかもしれませんが、原因を知ると、スポーツをやる機会がない人でも発症する可能性があることをご理解いただけると思います。

ここでは、アキレス腱炎になる代表的な原因を3つご紹介します。

アキレス腱に過度な負荷がかかっている

アキレス腱炎の主な原因の一つは、アキレス腱に過度な負荷がかかることです。

急に激しい運動やトレーニングを行うと、過度なストレスがアキレス腱にかかります。

また、硬い地面でランニングなどの運動を行うと、アキレス腱が適応しきれずに炎症が生じることも。

扁平足

扁平足もアキレス腱炎の原因とされています。

扁平足とは足のアーチが低く、土踏まずがない状態のことです。

足全体にかかる圧力が均等に分散されないため、アキレス腱への負荷が大きくなりがちに。

この結果、アキレス腱にストレスがかかって炎症を引き起こします。

また、扁平足になると足首の角度が変わり、歩く際にアキレス腱にかかる負荷が大きくなります。

そのため、扁平足の状態を放置していると歩く・立つなどの日常の動作をするだけで、徐々にアキレス腱に負荷がかかるのです。

加齢

スポーツをしていない方でも、加齢とともにアキレス腱に負担がかかります。

年齢を重ねると、アキレス腱のコラーゲン繊維が減少し、腱が硬くなります。

そのため、アキレス腱の柔軟性が低くなり、日常の動作による負荷にすら耐えられなくなるのです。

さらに、加齢による損傷は、発症を起こすと治りにくいという特徴もあります。

アキレス腱炎の症状は?

アキレス腱炎になると痛みや腫れを伴うことがあります。ここでは、アキレス腱炎の症状を詳しくご紹介します。

かかとから少し上が痛む

アキレス腱炎の症状として代表的なものは、かかとより2〜5cmほど上の部分が痛むことです。

初期段階では痛みは軽度で、運動中や運動後に感じる程度ですが、症状が進行すると日常生活に影響を与えることも。

階段を上がったり長時間歩いたりすると痛みが強くなることがあるとされています。

また、痛みが慢性化してしまうと朝起きた直後や長時間座った後に初めて足を動かした時に強い痛みを感じることがあります。

熱感や腫れを伴う

痛みのほかにも、熱感や腫れを感じることがあります。

これは炎症反応と言って、血流が増加している時に発生するものです。

腫れはアキレス腱自体が炎症を起こしていることの証拠です。

このような症状があった場合、アキレス腱炎が進行しているサインと考えられるため、気付いた段階で専門家に相談するようにしましょう。

アキレス腱炎になっても運動していい?

アキレス腱炎を発症した場合は、運動を避けましょう。

アキレス腱炎はアキレス腱に炎症が生じている状態なので、アキレス腱に負担がかかる運動をすることは悪化のリスクがあります。

そのまま痛みを無視してしまうと負荷がさらに大きくなり、非常に危険な状態に。まずは痛みが治まるまで安静にして、アキレス腱が回復してから再開するようにしましょう。

また、理学療法士などの専門家の指導を受け、徐々に再開することがおすすめです。

アキレス腱炎は放っておくとどうなる?

アキレス腱炎を放っておくと、先にご紹介したように症状が悪化してしまうリスクがあります。

初期段階では痛みを感じる程度かもしれませんが、放置してしまうとアキレス腱がどんどん損傷を受け続けます。

その結果、慢性的な痛みや腫れが続くことになり、日常生活への影響やスポーツの能力の低下につながることも。

最悪の場合はアキレス腱断裂に至る可能性もあるとされています。

初めは軽い痛みでも、放っておかずにすぐに相談するようにしましょう。

アキレス腱炎になった時の対処法は?

アキレス腱炎になったら、運動を控えることをご紹介しました。

では、ほかにやるべきことは何があるのか?対処法を2つご紹介します。

安静にする

アキレス腱炎になったら、まずは安静にすることが第一です。

痛みがあるのに無理に運動したり歩いたりしていると、アキレス腱がさらに炎症を起こして痛みが慢性化する危険があります。

安静にしてアキレス腱にかかる負荷を軽減して、炎症が治まるのを待ちましょう。

アイシングをする

安静になったあとは、アイシングも行いましょう。

保冷剤や氷を入れた袋など、なんでも良いでしょう。

痛みがある部分に20分ほどあてることで血管が収縮して炎症による腫れや痛みを軽減することができます。

アキレス腱炎の予防方法は?

アキレス腱炎は誰もが発症する可能性がありますが、スポーツ選手や普段から運動を行う方は特に発症リスクがあるとされています。

発症しないためには日頃からの予防が必要です。ここでは、アキレス腱炎の予防方法をご紹介します。

運動前にアキレス腱をしっかり伸ばす

まず、運動前に必ずアキレス腱を伸ばすようにしましょう。

アキレス腱は運動で使用することが多く、負荷がかかりやすい部位です。

急激な動作にも対応できるようにしっかりと伸ばして血流を良くし、ケガの予防を行いましょう。

マッサージを行う

そして、マッサージを行うこともおすすめです。

マッサージを行うと、アキレス腱や周辺の筋肉がリラックスします。

筋肉のこわばりが弱まり、アキレス腱にかかる負荷を軽減することが期待できます。

マッサージは、運動した後や長時間立っていた後など、足を酷使した後に行うのが良いでしょう。

アキレス腱やふくらはぎの筋肉を優しく揉むようにしてほぐすことで緊張していたアキレス腱がリラックスし、炎症の発症を予防するとされています。

広島周辺でアキレス腱炎でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

この記事では、アキレス腱炎になる原因や症状、発症した場合に運動していいかなどを詳しくご紹介しました。

初期段階では小さな痛みだったとしても、放置するとどんどん炎症が進行していきアキレス腱断裂が起こる可能性も。

広島周辺にお住まいの方で、アキレス腱の痛みにお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。

セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。

どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。

どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。

一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。