肋間神経痛は子供も発症する?子供に「胸が痛い」と言われた時の対処法は?

肋間神経痛は子供も発症する?子供に「胸が痛い」と言われた時の対処法は?

「肋間神経痛って何?」

「胸の痛みの種類がしりたい」

「急に子供や家族が胸が痛むと言って心配になった」

 

胸の痛みは目に見えないということで、心配する方も多いのではないでしょうか?

急性の高い胸の痛みというと心筋梗塞など取り返しがつかない病気も想像することも多いと思います。この記事を読み、今後もし「胸が痛い」と言われても冷静に対処できるようになりましょう。

肋間神経痛とは?

肋骨の間を走る神経が、何らかの原因によりダメージを受け、痛みが発生する病気です。

 

よく勘違いされるのが、脇腹の痛みを「肋骨神経痛」と言われることです。

肋骨神経痛は疾患名ではなく、肋骨に沿っている神経を肋骨神経と言います。

この肋骨神経が傷むことを肋骨神経痛と言います。

肋間神経痛の症状は?

原因によって痛み方や痛みの生じる範囲が異なります。

 

・ジクジクとした持続する痛み

・急に電気が走るような痛み

・肋骨に沿って急に激しい痛みが出るがすぐ治まる

・深呼吸やくしゃみ、咳で脇腹が痛む

・背中から脇腹、胸がヒリヒリ、ピリピリする

・脇腹を触るだけで痛みを感じる

・脇腹やおへそあたりに電気が走る痛みが生じる

・姿勢を変えるたびに肋骨付近がズキズキする

・皮膚がピリピリと傷む

 

など様々な感じ方の痛みがあります。

 

肋骨神経痛の原因は?

肋骨神経痛を引き起こす原因は主に2つあります。

原発性と持続性です。

 

原発性肋骨神経痛の原因

病院での検査をしても明らかな原因となるものが分からなかった場合、原発性肋骨神経痛という判断になります。

原発性の原因は主に2つ影響していることが多いとされています。

 

ストレス

ストレスにより自律神経が乱れます。センシティブになった肋骨神経が痛みのきっかけになることがあります。

ストレスが多い状況下では、筋肉が硬直しこりやすく、その硬い筋肉が肋骨神経を圧迫し、胸が痛む原因となります。

そのため、ストレスがない日常生活を送るようにすることが大切です。

 

姿勢が悪い

現在はパソコンによるデスクワークや、スマートフォンの使用によって、日常的に姿勢が崩れることが多くなりました。姿勢の崩れは無意識で起こることが多いため、姿勢を見直す必要があります。

 

姿勢が悪いまま過ごすことで、肩こりや腰痛がさらに進み、肋骨神経痛が始まります。

長時間座っていることが多い仕事の方は、定期的に立ち上がったり、昇降式のデスクを使ったりして座りっぱなしの状態が続かないようにする工夫をしましょう。

 

持続性肋骨神経痛の原因

持続性肋骨神経痛は原発性と異なり、神経へのダメージや、圧迫、感染症などの明らかな原因がわかっていることが多いとされています。

 

神経へのダメージと圧迫

肋骨神経が圧迫されることによって痛みや痺れが起こります。

また、肋骨神経がダメージを受けた時も痛みや痺れが起こります。

 

胸椎間板ヘルニアや、変形性脊髄症は肋骨神経を圧迫することがよくあります。

肋骨にかかわる手術や肋骨の骨折は、肋骨神経を痛めます。

 

ウィルス感染

体の免疫力の低下により、肋骨神経がウイルスに狙われやすくなったことで肋骨神経痛が引き起こされる場合があります。

 

また、初めて帯状疱疹ウイルスに感染し、体内にわずかに残っていたウイルスが、免疫が低下した際に活発化してしまい、神経痛になるケースもあります。

肋間神経痛は子供でも発症する?

子供の肋骨神経痛はあまりありません。

ですが長時間学校で背中が丸くなるような姿勢をして過ごしたり、重いものを持つ際に筋緊張が増して、肋骨神経が圧迫してしまう事で発症する可能性があります。

子供が「胸が痛い」と言う時に考えられる原因は?

子供の胸痛の原因は多数あります。

胸壁の痛み、呼吸器、心因性、心臓、ケガ、消火器など、原因の特定が出来ない突発性胸痛が半数はあるといわれています。

前胸部激痛症候群

小児の胸痛の8〜9割を占めるといわれるほど、頻度が多い病気です。

6〜20歳くらいの子供に多く見られます。

下記が主な症状です。

 

・安静時に突然胸が痛む

・深呼吸をすると更に痛みが酷くなる

・指1~2本で示せる範囲の胸痛がある

・左前胸部に刺すような痛みが数十秒~3分以内で続く

 

一般的な診察や検査では異常はなく、思春期に多い病気ですが、20歳を超えると自然と消失します。そのため特別な対処法はありません。

胸壁の痛み

子供の胸壁の痛みは、胸痛の原因の50〜80を占めているといわれています。

胸骨、肋骨、軟骨、胸膜などの痛みを指し、成長するにつれて自覚することもあります。

呼吸器

呼吸器系による胸痛の原因としては、気胸、肺炎、喘息などが一般的です。

 

胸痛は肺が外側から圧迫されることにより縮み、胸の痛みや呼吸困難などの症状が出ます。

肺炎、喘息などの場合は、長期間激しい咳や、胸の筋肉に強い力が加わることで、胸の痛みが引き起こされることがあります。

 

心因性

心因性とは心理的な原因により、精神状態が生じる事です。

子供の胸痛の原因として、心因性は10%前後と言われています。

 

精神的な疲労がたまり、ストレスを感じると胸が痛むことがあります。また、疲労によって肩が凝り、大胸筋の筋肉が痛みを感じて胸痛として自覚することが多くあります。

 

「胸が痛い」「悪い病気なのかな」と思えば思うほど、精神的な疲労が増してしまい、胸痛が強くなることもあります。

早い場合4歳から出現し、思春期にもっともよく現れます。

特に女性に多く症状が見られます。

ケガ

子供が胸を強く打った場合、肋骨の骨折、内臓破裂などの可能性があるため、しばらくして泣き止んでも注意が必要です。

 

遊んでいる時に高い所から落ちた場合、その後ケロッとして遊んでいても、体内には損傷がある可能性もあります。

体を使うような激しい遊びは止めるようにし、その後も注意深く観察する必要があります。

 

胸痛や腹痛を訴える場合、救急病院に連絡をとったり、救急車を呼んですぐに診てもらいましょう。

待っている間は布団やクッションなどに寄りかかれるようにして、なるべく楽な姿勢や状態にします。

子供の胸が痛い時の対処法は?

もし肋骨神経痛が疑われた場合、体は無理に動かさないようにしましょう。

体を動かすことにより、骨折をしてしまったり、病気による炎症を悪化させる可能性があります。

 

強い痛みを感じるときには体が緊張してしまい、余計に痛みが強まる可能性もあるので注意が必要です。

 

子供がもし胸が痛いと訴えた時に、胸の痛みが強い場合や、発熱がある、嘔吐する、お腹が痛いなど、胸が痛む以外に症状が伴う場合は、大きな病気の可能性も考慮しすぐに専門家に相談しましょう。

肋間神経痛でお困りの方はセラピストプラネットにご相談ください!

今回は、肋骨神経痛について深堀していきました。

特に子供が胸痛の痛みを訴えた際に気を付けるべき事、気にかけるべき例などを多く解説しました。

もし子供が胸の痛みを訴えても、冷静に対応しましょう。

痛みや違和感がある際は、言葉に出来るように症状を聞いて、日ごろからよく子供を観察することが大切です。

広島周辺にお住まいの方で、肋間神経痛でお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。

セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。

どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。

どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。

一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。