腰部脊柱管狭窄症のストレッチ方法は?おすすめの頻度も解説!
腰部脊柱管狭窄症のストレッチでは、症状を緩和するために姿勢を修正する方法が必要です。
姿勢を作るのは普段の体の使い方と体の硬さです。
症状を緩和するためのストレッチと頻度などをご紹介します。
腰部脊柱管狭窄症の症状は?
主に腰痛をはじめとした神経症状が原因です。
神経症状とは脊髄(馬尾)と呼ばれる各神経の情報が集まる場所と、その神経の出入り口となる神経根という場所が圧迫されることで発症する症状のことです。
・腰痛
周囲の組織が硬くなることで動きにくさと疼痛が生じることがあります。
対策としてマッサージや運動療法によって対応することがおすすめです。
・下肢の痛みやしびれ
脊柱管が狭窄されている位置や圧迫されている神経繊維に応じた部位に、痺れや痛みが生じることがあります。
取る姿勢によっては痛みや痺れが軽減することがあります。
その姿勢が脊柱管にとって楽な姿勢ということではありませんが、結果、別の筋肉が硬くなり痛みが生じることがあります。
腰部脊柱管狭窄症の検査方法は?
・レントゲン
まずはレントゲンで腰椎の状態、姿勢を確認します。
レントゲンで狭窄の有無を判断するのは難しいとされており、大まかに骨の状態と脊柱管の状態を確認します。
・MRI
脊柱管における神経組織の圧迫、椎間板の状態を確認するために必要となります。
腰部脊柱管狭窄症の確定には主にMRIを用います。
・CT
脊柱管の形態を確認するのに最も適した方法です。
角度によって椎間板の状態も確認することができます。原因追及のために利用します。
・整形外科テスト
整形外科テストとは、指定された姿勢をとった時に神経症状や痛みが出る場合、その疾患である可能性があることを示すものです。
この整形外科テストで症状が出たから疾患であるという訳ではなく、上記に示したような正確な画像を用いた判断は必須となります。
・下肢挙上テスト
仰向けに寝た状態で足の指と足首を反らせて膝を伸ばしたまま足の付け根から上にあげます。
この時、大体60°以下で痺れや神経症状が強くなる場合は脊柱管狭窄症が疑われます。
・FNSテスト
うつ伏せに寝た状態で症状がある方の足を手で掴み、掴んだ手を使って膝を大きく曲げます。
この時、大腿部前面に痺れや神経症状が生じた場合は脊柱管狭窄症やが疑われます。
腰椎椎間板ヘルニアのストレッチ方法
・腰部のストレッチ
- 仰向けに寝ます。
- 両膝を両手で抱えて引きつけ、前弯しすぎた腰椎を後弯させます(腰が浮かなくなるように)。
- 30秒程度繰り返し、3セットほど行います。
・股関節前面のストレッチ
- 片膝を立てた膝立ちになります。
- 立てていない方の足を少しずつ後ろに下げていきます。
- 股関節の付け根部分が伸びている感じが出るところまで下げたらそこで体を垂直にして伸ばします。
- この時、腰が反りすぎないように注意してください(30秒程度)。
・お尻の筋肉のストレッチ
- 椅子に座る。
- 曲げた膝を抱えてお尻の筋肉を伸ばす(1分程度)。
・太ももの前面のストレッチ
- うつ伏せで寝て膝を曲げる。
- 足首を掴んで背中に引き寄せて太ももの前面を伸ばす(30秒程度)。
・ハムストリングスのストレッチ
- バスタオルを用意して仰向けに寝ます。
- バスタオルの両端をそれぞれの手で持ち足の裏に引っ掛けます。
- 少しだけ膝を曲げたまま、股関節から足を上げ、太ももの裏(ハムストリングス)を伸ばします(30秒程度)。
腰部脊柱管狭窄症 のストレッチのおすすめの頻度は?
腰部脊柱管狭窄症になる方は体が硬い人が多く、関節も固まっている方がほとんどです。
いきなり高頻度のストレッチは逆に関節を傷つけてしまう可能性があるので、まずは週に3回程度の頻度から実施してください。
もちろん、現在週に3回程度のストレッチを行っていて、痛みが別の場所に生じたり痛みが強くなったりすることがないという方は適度なストレッチも混ぜてさらに高頻度のストレッチを行なっても問題ありません。
腰部脊柱管狭窄症のストレッチはセラピストプラネットにご相談ください!
ここまで腰部脊柱管狭窄症のストレッチについて解説しました。
一般的に硬くなりやすい筋肉のストレッチの解説をしましたが、硬くなる場所は人によって異なります。
そのため、最適なストレッチやプランの提案のためにぜひ、セラピストプラネットにご相談ください。