耳の下の筋肉が痛い・こりの原因は?なりやすい人・ほぐす方法を解説!

耳の下の筋肉がなんとなく痛い…凝っている気がする…という経験はありますか?

耳の下の筋肉は「胸鎖乳突筋」といい、頭の動きをサポートする役割を持っています。

長時間のデスクワークやストレスなどが原因でこの筋肉に異常が起こるのです。

この記事では、耳の下の筋肉の痛みや凝りの原因やほぐし方などを解説します。

耳の下にある筋肉は「胸鎖乳突筋」

耳の下にある筋肉は、「胸鎖乳突筋」といい、画像のように首の前面から側面にかけて伸びている筋肉です。

胸骨や鎖骨あたりから耳の後ろまで続いています。

首を回したり傾けたりするサポートや、呼吸補助筋として働いています。

胸鎖乳突筋が痛む・凝る原因は?

胸鎖乳突筋が痛んだり凝ったりすることにはいくつかの原因があります。

ここでは、代表的な原因を3つご紹介します。

筋膜の癒着が発生している

まず、筋膜の癒着が原因です。

筋膜は筋肉を包む組織で正常な場合は滑らかに動きますが、姿勢が悪かったり大きな負担がかかったりすると、癒着が生じることがあります。

筋膜が癒着すると、筋肉の動きが制限され、痛みや凝りが発生します。

改善するためには、姿勢を正すことから始めましょう。

また、ストレッチや筋膜リリースがおすすめです。

胸鎖乳突筋が緊張している

胸鎖乳突筋が緊張することも原因となります。

デスクワークや悪い姿勢が長時間続くと、筋肉に老廃物が溜まりやすくなり、痛みや凝りとなってあらわれます。

座っている時に猫背になる方は特に要注意です。

ストレッチやマッサージを定期的に行ったり、座り姿勢が続かないように適度に立ち上がったりすることで、悪い姿勢が続かない工夫をしましょう。

胸鎖乳突筋が炎症を起こしている

胸鎖乳突筋が炎症を起こすことも、原因の一つです。

炎症は、筋肉に過度な負担がかかったり、外傷や感染したりすることによって発症します。

炎症すると、痛みだけでなく腫れや熱感を伴います。

安静にしてアイシングや抗炎症薬を使用して対処を行いましょう。

胸鎖乳突筋が痛み・コリやすいのはどんな人?

胸鎖乳突筋が痛んだり凝りやすい人には特徴があります。

ここでは特徴について3つご紹介します。

スマホ・パソコンを長時間使用する人

スマホやパソコンを長時間使用していると、頭が前に突き出す姿勢になることはありませんか?

この姿勢は胸鎖乳突筋を痛める原因になります。

デバイスの長時間使用が原因となるため、現代人は誰もが痛みや凝りを発症する可能性があります。

定期的に休息をとりながら、ストレッチを行って予防をしましょう。

むち打ちの経験がある人

交通事故などによってむち打ちの経験があると、筋肉に慢性的な痛みや凝りが残ることがあります。

胸鎖乳突筋が急激に動かされると、過度に伸びたり収縮したりして損傷を受けることがあります。

むち打ちの場合は専門家による施術が必要となることがあるため、気になる場合はできるだけ早く相談するようにしましょう。

ストレスや自律神経の乱れがある人

ストレスや自律神経の乱れも原因の一つです。

ストレスが溜まると自律神経が乱れて交感神経が優位になるため、筋肉が緊張します。

それが胸鎖乳突筋に影響し、痛みや凝りとなって発症するのです。

胸鎖乳突筋の痛み・コリをほぐす方法は?

胸鎖乳突筋に痛みや凝りを感じた場合、マッサージを行うことで緩和させることができます。

おすすめのマッサージ方法を3つご紹介します。

指圧マッサージ

  1. 姿勢を正して座ります。
  2. 片手の指を使い、耳の下から鎖骨にかけて胸鎖乳突筋を探します。
  3. 親指と他の指で筋肉をつまみ、ゆっくりと圧をかけます。
  4. 筋肉をつまんだ状態で、親指と指の間で軽く引っ張るようにしながら、筋肉をほぐします。
  5. 痛気持ちいい程度の圧力で、3〜5秒間保持し、その後ゆっくりと指を離します。
  6. 数回繰り返し、反対側の筋肉も同様に行いましょう。

マッサージボールを使ったマッサージ

  1. 壁に向かって立ち、マッサージボールを耳の下、胸鎖乳突筋の位置に当てます。
  2. マッサージボールと壁の間に筋肉を挟むようにして、軽く体重をかけます。
  3. ゆっくりと体を動かし、マッサージボールが筋肉全体をほぐすようにします。
  4. 痛みやコリを感じる部分にボールを当てて、軽く圧をかけながら動かします。
  5. 2〜3分間続けましょう。

温熱マッサージ

  1. 温めたタオルやホットパックを耳の下、胸鎖乳突筋の位置に当てます。
  2. 温熱が筋肉に浸透し、緊張が緩和されるのを感じます。
  3. その後、指の腹を使って、耳の下から鎖骨に向かって軽くマッサージします。
  4. 円を描くように指を動かし、筋肉全体をほぐします。
  5. 数分間続けましょう。

胸鎖乳突筋を守るために日頃からできることは?

胸鎖乳突筋を痛めないためには、日頃からの意識が必要です。

日常生活で実践できることを2つご紹介します。

正しい姿勢を意識する

先ほど、スマホやパソコンの長時間使用が原因で胸鎖乳突筋を痛めることをご紹介しました。

そのため、デバイスを使用する時は顎を引いた姿勢を保つことを意識しましょう。

初めは意識していても、時間が経つとだんだん姿勢が悪くなることがあります。

そんな時は、一時間に一回姿勢を正すなどのルールを決めて姿勢を改める意識を持ちましょう。

トリガーポイントを施術する

トリガーポイントとは、筋肉の中にできる硬い部分のことです。

施術によって痛みや凝りを和らげる効果が期待できるため、施術を受けて筋肉の緊張をあらかじめ防ぐこともおすすめです。

広島周辺で耳の下の筋肉でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

今回の記事では、胸鎖乳突筋の痛みや凝りの原因、マッサージ方法などについてご紹介しました。姿勢やストレスによって発症することがあるため、日頃からの対策がおすすめです。

広島周辺にお住まいの方で、耳の下の筋肉でお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。

セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。

どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。

どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。

一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。