大きな音を聞くとバリバリと音がするのはなぜ?対処法をご紹介!
大きな音を聞いた時に耳の中でバリバリと音がする経験は誰もがしたことがあるでしょう。
多少の耳垢が溜まっている程度であれば問題はありませんが、ストレスなどの外部からの影響を受けていることもあります。
この記事では、バリバリと音がする原因やストレスとの関係について解説します。
大きな音を聞くとバリバリと音がする原因は部位によって異なる!
大きな音を聞くとバリバリと音がする原因は、耳と一言で言っても部位ごとに違ってきます。
ここでは、それぞれの原因をご紹介します。
外耳
外耳でバリバリと音がする原因は、外耳道異物や耳垢栓塞が考えられます。
・外耳道異物:虫やほこりなどの小さな異物が耳に入ることで発生。異物が動く際にバリバリと音が聞こえる。
・耳垢栓塞:耳垢が大量に溜まって外耳道を詰まらせることで音が聞こえにくくなる。この状態で大きな音を聞くと耳垢が振動してバリバリとした音を発生させる。
異物が入って鼓膜に接触すると、音が増幅するため不快な音となります。
頻繁に気になる場合は専門家に相談して異物の除去や耳掃除を行うようにしましょう。
中耳
中耳でバリバリと音がする原因は、滲出性中耳炎や耳管狭窄症、耳管開放症が考えられます。
・滲出性中耳炎:鼓膜の奥にある中耳腔に液体が溜まる疾患。
・耳管狭窄症:耳管が閉じて中耳と外部の圧力差がうまく調整できなくなる状態。
・耳管開放症:耳管が常に開いた状態になり、音がこもるように聞こえる状態。
中耳の問題は手術が必要な場合もあるため、異常を感じたら早めに専門家に相談しましょう。
内耳
内耳でバリバリと音がする原因は、外リンパ瘻が考えられます。
内耳と中耳の間にあるリンパ液が漏れ出してしまう症状で、大きな音によって圧力変動が起こり、バリバリとした音が発生します。
また、音が歪んで聞こえることがあるため、日常生活で不快感を感じることも。
頭にケガをした場合や圧力の変化が原因で発症します。
重症化すると手術が必要になることがあるため、こちらの場合も早めに専門家に相談しましょう。
大きな音を聞くとバリバリと音がするのはストレスと関係ある?
耳の部位別に原因を解説しましたが、ストレスが関係している場合もあります。
ストレスが溜まると自律神経が乱れることがあります。
自律神経は体のさまざまな機能を調整する役割を持っており、緊張状態になると交感神経が活発になります。
これにより、血管が収縮し、血行不良を引き起こすのです。
この状態で大きな音を聞くと、耳鳴りやバリバリとした音が聞こえることがあります。
大きな音を聞くとバリバリと音がする時の対処法は?
大きな音を聞くとバリバリと音がする時の対処法はいくつかあります。簡単にできることを4つご紹介します。
耳垢除去
外耳道に耳垢が詰まっている感覚がある場合は、耳垢の掃除をしましょう。
耳垢が溜まると耳鳴りや「バリバリ」とした音が聞こえる原因となることがあります。
耳垢が耳の中で固まると、音の伝わり方が変わり、不快な音を感じることも。
しかし、自己流で行ったり強く掃除をしたりするとケガの原因になりかねません。
また、やり方によっては耳垢を奥まで押し込んでしまう可能性もあります。
そのため、普段耳垢の掃除をする習慣がない方は、プロにお任せするのも良いでしょう。
痛めることなくスッキリ綺麗にしてもらえるので、バリバリとした音の改善ができます。
耳の保護
大きな音にさらされる環境にいる場合は、耳を保護しましょう。
耳栓やノイズキャンセリング機能付きのイヤフォン・ヘッドフォンをして耳への負担を減らすことができます。
ダメージを防いでバリバリと音が聞こえる症状を抑えましょう。
また、電車などでイヤホンをして音楽を楽しむ方は多いですが、大音量で長時間聴き続けることはおすすめしません。
適度に休憩を入れて、耳が大きな音にさらされている時間が少なくなるように調整しましょう。
ストレス管理
ストレスが原因の場合は、適切なストレス管理を行いましょう。
ストレスが溜まると自律神経のバランスが乱れ、「バリバリ」とした音が聞こえてしまう原因になります。
ストレスを軽減するためには、ヨガや瞑想、お風呂に浸かるなどがおすすめで、自律神経のバランスを整えることができます。
スポーツのように体を動かしてリフレッシュするのも良いでしょう。
自分が楽しめる活動を積極的に行い、ストレスを軽減していきましょう。
適度な運動
ストレス管理でもご紹介しましたが、適度な運動を取り入れることがおすすめです。
運動をすることで代謝が上がり血行が良くなるので、耳の血流の改善も期待できます。
運動が苦手な方は、1日15分程度の散歩でもOKです。自分でできる簡単な運動から始め、できるだけ習慣づけることがおすすめです。
バリバリ以外にこんな音が聞こえたら要注意!
バリバリ以外の音が聞こえることはありませんか?
音の種類によっては、病気を疑って対処しなければならない場合があります。
ここでは、音別に考えられる症状をご紹介します。
「ザー」「ゴー」はメニエール病かも
「ザー」や「ゴー」という音が聞こえる場合、メニエール病の可能性があります。
メニエール病は内耳のリンパ液が異常を起こすことによって発症する病気です。
症状としては、耳鳴りやめまい、難聴があらわれることが多く、日常生活に影響を与えることがあります。
内耳のリンパ液のバランスを整えることが重要で、ストレスの管理や塩分を控えた食事が推奨されます。
「ゴー」は低音障害型感音難聴かも
「ゴー」という低い音が聞こえる場合、低音障害型感音難聴の可能性が疑われます。
内耳にある感音細胞という部分に異常が発生することで、低い音が聞き取りにくくなる難聴です。
片耳にあらわれることが多く、発症は突然であることが多いとされています。
また、原因は大きなストレスであることが一般的です。低音障害型感音難聴が疑われた場合、ストレスの軽減を行ったり規則正しい生活を意識したりすることが推奨されます。
突然、聴力の低下を感じた場合は、早めに専門家に相談するようにしましょう。
「ドクドク」は脳の病気かも
「ドクドク」と心臓の音のように脈打つような音が聞こえる場合は、脳の病気の可能性が疑われます。
脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、外リンパ瘻の可能性があるため、すぐに専門家に相談しましょう。
脳の血流や血管に異常が起きていることが原因で発症します。
「ドクドク」とした音が聞こえるほか、頭痛や手足のしびれを伴う場合もあります。
広島周辺で大きな音を聞くとバリバリすることにお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!
今回の記事では、大きな音を聞くとバリバリする原因や対処法についてご紹介しました。
日常的にバリバリとした音が聞こえるのは非常に不快に感じるでしょう。
また、耳の症状だと思っていても、原因を追求すると脳の病気だった、なんてケースもあり得るため、症状が少しでもあった場合は専門家に相談することがおすすめです。
広島周辺にお住まいの方で、大きな音を聞くとバリバリすることにお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。
セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。
どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。
どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。
一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。