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      ツボ×頻尿ケア|夜間のトイレ対策に効く6つの刺激ポイントと正しい押し方

      「夜中に何度も起きてしまう」「外出中もトイレが気になって落ち着かない」。頻尿の悩みは、睡眠や日常生活に大きな支障をきたします。

      加齢による変化と思われがちですが、実際には「自律神経の乱れ」「冷え」「骨盤底筋の衰え」「ストレス」「生活習慣の乱れ」など、複数の要因が関係しているケースが少なくありません。

      この記事では、東洋医学の考え方をもとにしたツボ刺激を中心に、体の内側から整えるセルフケア方法を紹介します。

      頻尿とは?1日8回以上のトイレは要注意

      頻尿とは、排尿の回数が増える症状を指します。日中に8回以上あるいは夜間に1回以上トイレで目が覚める場合は注意が必要です。

       

      日本泌尿器科学会によれば、健康な成人の排尿回数は1日4〜7回が目安。これを超える頻度で排尿が続く場合は「過活動膀胱」「膀胱炎」「前立腺肥大」などの疾患が隠れている場合があります。

       

      ただし、上記のような疾患以外にも「冷え」「ストレス」「生活習慣の乱れ」「カフェイン摂取」など、環境や体調の影響も大きく関与します。明らかな異常がなくても排尿回数が増えていると感じる場合には早めの対策が大切です。

       

      以下では、自宅で実践できる頻尿対策として「ツボ押し」や生活習慣の見直しについて紹介します。

      頻尿に効くツボ6選|自宅でできる簡単セルフケア

      東洋医学ではツボ押しによって体内のバランスを整え、自然な回復力を引き出すとされています。頻尿に関連するツボも複数あり、適切に刺激することで不調の緩和が期待できるのが特徴です。

       

      以下に紹介するツボは頻尿に関係する経路に位置しており、冷えや血流不良、自律神経の乱れを整えるサポートになると考えられています。

      膀胱兪(ぼうこうゆ)

      膀胱兪は、腰の中央から左右に指2本分ほど外側にあるツボです。膀胱の働きと密接に関係しており、頻尿や残尿感のセルフケアに使われます。

       

      この部位を押すことで膀胱まわりの血流が促進され、排尿機能のサポートが期待できます。冷えによる尿トラブルが気になる方におすすめです。

      中極(ちゅうきょく)

      中極は、おへそから指4本分下にある下腹部中央のツボです。膀胱系の「原穴(げんけつ)」とされ、排尿機能の調整に役立ちます。

       

      下腹部に優しく圧をかけると、膀胱の緊張緩和やリラックス効果が期待できます。特に夜間頻尿が気になる方は、就寝前に取り入れるのがよいでしょう。

      三陰交(さんいんこう)

      三陰交は、内くるぶしの頂点から指4本分上に位置するツボです。腎・肝・脾という3つの経絡が交わる場所であり、冷え性や女性の泌尿トラブルにもよく活用されます。

       

      このツボを刺激することで、下半身の血流改善や内臓機能の調整が期待できます。冷えを感じやすい方や月経に伴う不調がある方にもおすすめです。

      液門(えきもん)

      液門は、手の甲(小指と薬指の間)にあるツボです。水分代謝の乱れやむくみ、排尿トラブルのサポートに活用されます。手指の冷えが気になるときにもおすすめです。

      腎兪(じんゆ)

      腎兪(じんゆ)は背骨の両脇、ちょうど腰の高さに位置するツボです。東洋医学では、腎臓の働きをサポートする要所とされており、水分代謝の乱れや体力の低下が気になるときに活用されます。

      湧泉(ゆうせん)

      湧泉は、足裏の土踏まずのやや上、足指の付け根に近い部分に位置するツボです。全身のエネルギーを高める作用があるとされ、冷えや疲れのケアに使われます。

      頻尿をやわらげるツボの押し方とは?強さ・回数の目安

      ツボ押しによるセルフケアは誰でも取り組みやすい反面、押し方を間違えると効果が薄れたり、体に負担をかけてしまうこともあります。ポイントは「痛すぎず、気持ちいい」と感じる程度の刺激にとどめること。

       

      具体的には、1か所あたり5〜10秒を目安に、ゆっくりと3回ほど押してみましょう。力任せに押さず、呼吸を整えながら丁寧に行うのがコツです。押している間に軽く温かく感じたり、リラックスできる感覚があれば、過度な刺激にはなっていないと考えられます。

       

      ツボ押しのタイミングとしては、体が温まっている入浴後や就寝前がおすすめです。血行が促進され、刺激が伝わりやすくなるため、より高いリラックス効果が期待できます。ただし、押したときに強い痛みを感じる場合や持病がある方は無理に行わず、必要に応じて医療機関に相談してください。

      ツボ押しだけじゃない!頻尿を防ぐ4つの生活習慣

      ツボ押しに加えて、日常生活の中でできる工夫を取り入れることが大切です。以下のような習慣の見直しも、頻尿の予防や軽減に役立ちます。

      カフェインの摂取量に注意する

      コーヒーや緑茶に含まれるカフェインには利尿作用があるため、摂りすぎると頻尿が悪化する可能性があります。特に夕方以降は摂取を控えるなど、時間帯や飲む量に配慮するとよいでしょう。ノンカフェインの飲料を選ぶのも一つの方法です。

      体を温める・血流を改善する

      冷えは膀胱を刺激しやすく、頻尿の一因となります。足元の保温や温かい飲み物をとる習慣を持つことで、体の内側から温めることができます。特に寒い季節や冷房の効いた環境では、腹部や腰を冷やさないよう心がけましょう。

      ストレスケアで自律神経を整える

      強いストレスが続くと、自律神経のバランスが乱れ、膀胱のコントロール機能にも影響が及びます。軽い運動や深呼吸、趣味の時間を確保するなど、自分なりのリラックス方法を見つけることが大切です。

      漢方で体質改善を目指す

      体の内側からくる不調には、漢方による体質改善というアプローチも一つの選択肢です。東洋医学では「水分代謝の乱れ」「腎の弱り」などが頻尿の背景にあると考えられており、体全体のバランスを整えることで、間接的に排尿に関する悩みの軽減が期待されます。

       

      ただし、漢方薬は人によって効果の出方や適応が大きく異なります。自己判断での使用は避け、漢方に詳しい医師や薬剤師への相談がおすすめです。

      骨盤底筋トレーニングも頻尿対策におすすめ!

      骨盤底筋とは、膀胱や尿道などを下から支える筋肉のことです。この筋肉が衰えると、尿意をコントロールしにくくなるため、頻尿の一因になることがあります。加齢や出産、運動不足などで骨盤底筋が弱くなりやすいため、日常的に鍛えることが大切です。

       

      ここでは、自宅で無理なく挑戦できるトレーニングとして「ヒップリフト」を紹介します。寝ながら行えるため、運動が苦手な方でも取り組みやすいのが特徴です。

      ヒップリフトのやり方

      • ・仰向けに寝て膝を立て、足裏を床につける
      • ・息を吐きながら、お尻をゆっくりと持ち上げる
      • ・肩から膝が一直線になる位置で、3〜5秒キープ
      • ・息を吸いながら、お尻をゆっくり下ろす

       

      この動作を1日10回、2〜3セットを目安に行ってみましょう。慣れてきたら回数を増やしても構いません。無理のない範囲で毎日の習慣にしていきましょう。

      広島周辺で頻尿にお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

      頻尿の原因は人それぞれ異なり、セルフケアだけでは解決が難しいケースもあります。症状が長引く、あるいは再発を繰り返す場合は、専門家による評価とケアが必要です。

       

      広島周辺にお住まいの方で、頻尿にお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。