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      側弯症の改善方法は?原因・やってはいけないことも解説!

      「側弯症」という病気を知っていますか?

      脊椎が曲がってしまうもので、日本人の1〜2%に見られると言われています。

      1997年からは学校検診の必須項目にもなっている、身近な疾患でもあるのです。

      側弯症は姿勢が悪く見える、肩の高さが左右で違うなどの見た目の問題に加え、肩〜腰の痛みや凝り、しびれなどの症状を起こすこともあります。

      本記事では側弯症の種類や原因、やってはいけないことについて解説します。

      改善方法も紹介しますので、ぜひ最後まで読んで、きれいな姿勢を目指しましょう。

      側弯症には二種類ある?

      側弯症とは、正面から見た時に本来は真っ直ぐに並んでいるはずの脊椎が、左右に曲がっている状態のことを言います。

      側弯症にはいくつか種類がありますが、大きくは構築性側弯症と機能性側弯症の2つに分けられます。

      構築性側弯症

      構築性側弯症とは脊椎が左右にカーブしているだけでなく、同時にねじれが見られる病気です。

      骨の変形を伴うため、手術をしなければ基本的に改善する事はありません。

      機能性側弯症

      機能性側弯症は、背骨自体に弯曲を起こす原因がありません。

      構築生側弯症とは違って、脊椎のねじれは基本的に無く、脊椎の変形自体も軽度の事がほとんどです。

      一時的な側弯症とも言われ、原因を取り除けば改善する可能性があります。

      構築性側弯症の原因は?

      構築性側弯症については、実は原因のわからない「特発性側弯症」が全体の8割を占めると言われています。

      特発性側弯症は乳幼児期〜思春期のいずれにも見られますが、特に小学校高学年から中学生の間に発症するケースが多く、男の子に比べ女の子に多いのも特徴です。

      一方で特定できる原因としては、いくつかの疾患や脊柱の発達障害があります。

      疾患

      構築性側弯症の原因となる疾患には、主に以下のようなものがあります。

      神経疾患・筋疾患

      脊髄空洞症や脳性麻痺、筋ジストロフィー、ミオパチーなどの疾患があると筋肉が脊柱を正常に支えることができなくなり、脊椎の変形を生じさせます。

      結合組織障害・神経線維腫

      マルファン症候群のような体の結合組織が弱くなる疾患では脊柱の配列が乱れやすくなります。

      またレックリングハウゼン病(神経線維腫)では、背骨周囲に多数の腫瘍ができて脊柱が曲がってしまうことがあります。

      発達障害

      「先天性側弯症」では先天的に背骨の形態に異常があるため脊柱が正常に発達できず、曲がることがあります。

      また、幼少期に心臓や肺・食道などの手術を受けたために胸郭が十分発達せず、結果的に脊椎の弯曲を引き起こすケースもあります。

      機能性側弯症の原因は?

      機能性側弯症の原因は、主に長年の姿勢やそれまでの生活習慣です。

      脊椎を左右に変形させてしまう、具体的な原因を見ていきましょう。

      姿勢が悪い

      左右差が出るような姿勢を長時間続けることで、脊椎は弯曲しやすくなります。

      側弯症になりやすい姿勢の例を以下に挙げます。

      • 猫背
      • 横座り
      • 足を組んで座る
      • 片足に重心をかけて立つ
      • 頬杖を付く
      • 横向きで本やスマホなどを見る
      • 同じ側ばかり向いて寝る

      スポーツでの姿勢が影響

      健康維持においてもメリットの多いスポーツですが、脊椎が湾曲する原因となってしまうこともあります。

      体の片側を多く使うテニスや野球、ゴルフなどは体の左右差を生じさせやすいと言われます。

      ウエイトリフティングのような重いものを持つスポーツや、バスケットボールやバレーボール、走り高跳びなどの飛び跳ねる動きが多いスポーツでは、上下方向に大きな重力が加わるために脊椎の弯曲が起こりやすくなります。

      同じ動作を反復する

      足の怪我などで片方の足にのみ体重をかけて歩く、体を傾けた姿勢で仕事をする、重い荷物を片側ばかりで持つなど、偏った動作を反復していると脳が「体が曲がった状態が正常」と勘違いして負荷のない状態でも常に背中を曲げてしまい、結果、側弯症を起こすことがあります。

      側弯症を改善する方法は?

      側弯症を改善させるには経過観察をはじめ、装具の使用や手術、整体といった方法が取られます。

      どの施術を選択するかは、側弯症の程度や年齢、生活背景、本人の希望などによって変わってきます。

      経過観察

      変形の度合いが軽度であれば、装具や手術などの施術の必要性・時期を見極めるため、経過観察をすることがあります。

      この場合、初めにレントゲン検査を行った上で3ヶ月から6ヶ月ごとに検査を行い、弯曲の進行状況をモニター。必要に応じて適宜方針を再検討します。

      装具

      中等度の変形が認められる場合は、矯正装具であるコルセットを着けて変形の進行を予防します。

      コルセットは体に合わせてオーダーメイドで作成し、3〜4ヶ月ごとにレントゲン検査を行って状態を確認します。

      装着時間が長いほど効果を発揮するので、施術への十分な理解と積極性が求められます。

      手術

      弯曲が高度の状態であれば、手術療法が選択される事もあります。

      特に子供の場合、成長に伴って脊柱が曲がることがあるため、骨が成長している時期に行うのが一般的です。

      手術の内容としては、主に椎骨の間にスクリュー(ネジ)やロッド(棒)を入れて矯正・固定する、脊椎固定術が行われます。

      変形が急激に進行しているケースでは、背骨に沿って1〜2本のロッドを入れておき、数ヶ月おきに手術を行ってロッドの長さを変更する方法を取ることもあります。

      手術を行うリスクとしては神経の損傷や感染症、出血などがあります。

      整体で施術を受ける

      整体で施術を受けることも、側弯症には有効です。

      個人差はありますが、整体施術によって筋肉の緊張がほぐれ、姿勢のサポート力が向上することで、結果的に湾曲の進行を抑えられるケースもあります。

      施術によって固まった筋肉をほぐして関節の動きをスムーズにし、また神経への圧迫を軽減させられます。

      すると側弯症によって起こる痛みや、痺れなどの神経症状を和らげることができるのです。

      側弯症の状態により治療法は異なりますが、整体施術を取り入れることで痛みや不快な症状の軽減が期待できます。

      広島周辺であれば、特にセラピストプラネットがおすすめです。

      症状にあったプロの施術を受けられるだけでなく、カウンセリングや説明も話しやすい雰囲気の中で丁寧に行っており、初めての来院でも安心ですよ。

      側弯症になったらやってはいけないことは?

      側弯症には改善方法がある一方、やってはいけないこともあります。

      脊椎の変形やそれに伴う症状を悪化させないよう、以下のことは避けましょう。

      悪い姿勢で居続ける

      側弯症の原因にもなるような、足を組んで座る、片足重心で立つなどの姿勢を続けていると、弯曲をますます悪化させてしまいます。

      姿勢については癖になっていることが多いのですが、意識的に改善するようにしましょう。

      特にデスクワークの人は同じ姿勢を長時間取ることが多いもの。

      30分に1回程度は休憩を入れて、体を軽く動かすのがおすすめです。

      また、高いヒールを履いているとバランスを取るために腰を反らせることになり、脊椎への負担が大きくなります。

      側弯症の場合はローヒールやフラットシューズを選びましょう。

      無理な運動

      テニスや野球などを含め、側弯症になったからといってそれまで続けていたスポーツを直ちにやめる必要はありません。

      しかし、痛みやしびれなどの症状が出ている時は、脊椎に負担がかかるような種目の運動は休止するようにしましょう。

      広島周辺でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

      さまざまな原因で起こる側弯症。見た目の問題はもちろん、痛みなどが出てしまうこともあるのでなるべく予防し、また辛い症状が増えてしまう前に、早く改善したいですね。

      広島周辺にお住まいの方で、側弯症でお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。

      セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。

      どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。

      どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。

      一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。