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      いかり肩とは?原因や特徴、肩こりとの関係をわかりやすく解説

      目次

      ① いかり肩とは?見た目と状態の特徴

      いかり肩とは、肩が自然な位置よりも上がった状態が習慣化している体の状態を指す言葉です。見た目としては、肩がすくんでいるように見えたり、首が短く詰まって見えたりすることが多く、「姿勢が悪そう」「疲れていそう」といった印象を持たれやすい特徴があります。

      正面や横から見ると、肩のラインが水平よりも上向きになっており、首と肩の境目が分かりにくくなっていることがあります。このような見た目から、本人が「なで肩とは逆で、肩が張っているタイプ」と自覚するケースも少なくありません。

      見た目だけの問題ではない点に注意

      いかり肩は、単に骨格の問題や体型の個性として片付けられがちですが、実際には肩まわりの筋肉が常に緊張している状態が関係していることが多いと考えられています。特に、首から肩、背中の上部にかけての筋肉が働き続けることで、肩が下がりにくくなっているケースが見られます。

      そのため、見た目だけでなく、

      • 肩が常にこっている感じがする

      • 力を抜いているつもりでも肩に力が入っている

      • 首や背中の上部に張りを感じやすい

      といった感覚を伴う人もいます。

      なで肩との違い

      いかり肩は、なで肩と対比されることが多いですが、両者は見た目も体の状態も異なります。
      なで肩は肩が下がって見えるのに対し、いかり肩は肩が上に引き上げられた状態が特徴です。ただし、どちらが良い・悪いというものではなく、あくまで体の使い方や筋肉の緊張の傾向の違いと考える方が自然です。

      本人が気づきにくいケースも多い

      いかり肩は、長年の姿勢や生活習慣の中で徐々に定着することが多く、本人が無意識のうちにその状態に慣れてしまっているケースも少なくありません。写真を見て初めて気づいたり、他人に指摘されて意識したりすることもあります。

      まずは、「いかり肩とはどのような見た目・状態なのか」を知ることが、自分の体を見直す第一歩になります。

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      #肩が上がる
      #姿勢の特徴
      #見た目の悩み
      #肩まわりの緊張

      ② いかり肩になる主な原因

      僧帽筋(そうぼうきん)上部の緊張が続いている

      いかり肩の大きな要因として挙げられるのが、首から肩、背中の上部にかけて広がる僧帽筋上部の緊張です。
      この筋肉は、肩をすくめる動きや、腕を安定させる働きを担っていますが、長時間緊張した状態が続くと、肩が下がりにくくなります。

      その結果、力を抜いているつもりでも肩が上がったままになり、いかり肩の見た目が定着していくことがあります。

      デスクワークやスマホ姿勢による影響

      パソコン作業やスマートフォンの操作が長時間続くと、

      • 画面をのぞき込む

      • 肩をすくめた姿勢になる

      • 無意識に首・肩に力が入る

      といった状態になりやすくなります。
      この姿勢が習慣化すると、肩を下げる筋肉よりも、肩を引き上げる筋肉ばかりが使われやすくなるため、いかり肩につながると考えられます。

      無意識の「力み」が抜けにくい体の使い方

      いかり肩の人は、「力を抜いているつもりでも、実は抜けていない」ことが少なくありません。
      緊張しやすい場面や、集中しているときに、無意識に肩に力が入り、その状態が長く続くことで、体がそれを“通常の状態”として覚えてしまうことがあります。

      これは性格の問題というより、体の使い方のクセとして定着しているケースが多いと考えられます。

      呼吸が浅くなりやすいこととの関係

      肩や首まわりが緊張していると、胸やお腹がうまく動かず、呼吸が浅くなることがあります。
      浅い呼吸では、首や肩の筋肉が補助的に使われやすくなり、結果として肩が上がりやすい状態が続きます。

      このように、呼吸と肩の緊張は相互に影響し合う関係にあると考えられています。

      生まれつきと生活習慣の影響を分けて考える

      いかり肩は、生まれつきの骨格によるものだと思われがちですが、実際には生活習慣や姿勢の影響が大きいケースも多いとされています。
      骨格だけで決まるものではなく、日常の体の使い方が重なった結果として、今の状態が作られていると考える方が自然です。

      次の項目では、こうした原因を踏まえたうえで、いかり肩になりやすい人の特徴について整理していきます。

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      #僧帽筋の緊張
      #姿勢のクセ
      #肩に力が入る
      #デスクワーク姿勢

      ③ いかり肩になりやすい人の特徴

      デスクワークやスマホを見る時間が長い人

      長時間のデスクワークやスマートフォン操作が習慣になっている人は、いかり肩になりやすい傾向があります。
      画面をのぞき込む姿勢が続くと、首が前に出て肩がすくみやすくなり、肩を引き上げる筋肉ばかりが使われる状態になりがちです。

      特に、「作業に集中すると肩が上がっている」と指摘されたことがある人は、無意識のうちにいかり肩の姿勢が定着している可能性があります。

      緊張しやすく、力が入りやすい人

      精神的に緊張しやすい場面が多い人や、責任感が強く集中力の高い人は、体にも力が入りやすい傾向があります。
      このとき、歯を食いしばる、肩に力が入るといった反応が起こりやすく、結果として肩が常に上がった状態が続くことがあります。

      ただし、これは性格の良し悪しではなく、体の反応のクセとして現れているものと考える方が自然です。

      肩こりを慢性的に感じている人

      いかり肩の人は、肩や首のこりを慢性的に感じていることが少なくありません。
      肩が上がった状態が続くことで、筋肉が休まりにくく、血流が滞りやすくなるため、重だるさや張り感につながることがあります。

      「マッサージしてもすぐ戻る」「常に肩が重い感じがする」という場合、いかり肩の状態が関係している可能性も考えられます。

      女性に多いとされる背景

      いかり肩は、男性よりも女性に多いと言われることがあります。
      筋力の差や体のライン、日常動作の影響により、肩がすくみやすい姿勢になりやすいことが背景として挙げられます。

      ただし、「女性だから必ずなる」というものではなく、生活習慣や体の使い方が重なった結果として現れているケースがほとんどです。

      昔からの姿勢がそのまま続いている人

      学生時代からの姿勢や、長年続けてきた生活スタイルがそのまま現在の体に反映されていることもあります。
      長期間にわたって同じ姿勢や体の使い方を続けていると、それが「普通の状態」として体に定着し、いかり肩として現れることがあります。

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      #肩に力が入りやすい
      #姿勢のクセ
      #女性に多い悩み

      ④ いかり肩と肩こり・首こりの関係

      肩が上がった状態が続くことで起こる負担

      いかり肩の状態では、肩が常に引き上げられたままになりやすく、首から肩、背中の上部にかけての筋肉が休みにくい状態になります。
      本来、肩まわりの筋肉は動きとともに緩んだり縮んだりを繰り返しますが、いかり肩ではその切り替えがうまくいかず、負担がたまりやすくなります。

      この状態が続くことで、肩こりや首こりといった不調を感じやすくなることがあります。

      血流や疲労がたまりやすい理由

      肩が上がった姿勢では、筋肉が縮んだ状態になりやすく、血流が滞りがちになります。
      血流が十分に行き渡らないと、筋肉に疲労物質がたまりやすくなり、重だるさや張り感として感じられることがあります。

      いかり肩の人が「特に何もしていないのに肩が重い」「朝から肩がこっている」と感じやすいのは、こうした背景が関係していると考えられます。

      首や背中の違和感につながるケース

      いかり肩の影響は、肩だけにとどまらないこともあります。
      肩が上がった状態が続くと、首を支える筋肉や、背中の上部にも余計な力が入りやすくなり、首のこりや背中の張りとして違和感が広がることがあります。

      この場合、首や背中だけをケアしても、肩の位置や緊張が変わらない限り、違和感が繰り返し出やすいという特徴があります。

      いかり肩=必ず痛みが出るわけではない

      注意したいのは、いかり肩であっても、必ずしも全員が強い肩こりや痛みを感じるわけではないという点です。
      体力や筋力、生活環境によっては、不調として表に出にくい人もいます。

      ただし、「痛みはないが、疲れやすい」「肩が重い感じが抜けない」といった軽い違和感として現れているケースもあるため、見た目だけの問題として片付けず、体の状態として捉える視点が大切です。

      不調は積み重なって現れることが多い

      いかり肩と肩こり・首こりの関係は、一時的なものというより、日々の積み重ねによって少しずつ現れることが多いとされています。
      そのため、違和感が軽いうちに体の使い方や姿勢を見直すことが、結果的に負担を減らすことにつながります。

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      ⑤ いかり肩を放置しない方がよいケースと改善を考える視点

      見た目の悩みだけで済まなくなってきた場合

      いかり肩は、最初は「見た目が気になる」「写真写りがよくない」といった外見の悩みから意識されることが多い状態です。しかし、

      • 肩が常に緊張している感じが強くなってきた

      • 以前より肩が下がりにくくなったと感じる
        といった変化が出てきた場合は、体の状態としても見直すタイミングに入っている可能性があります。

      見た目の違和感に加えて、体の感覚にも変化が出てきた場合は、放置せず原因を整理する視点が大切です。

      肩こり・首こりが慢性化している場合

      肩こりや首こりが一時的ではなく、

      • 常に重だるい

      • 休んでもスッキリしない

      • 繰り返し同じ場所がつらくなる

      といった状態が続いている場合、いかり肩の姿勢や肩の位置が影響している可能性も考えられます。
      このようなケースでは、表面的なケアだけでなく、姿勢や体の使い方を含めて見直すことが重要になります。

      無意識の力みが抜けなくなっていると感じるとき

      「リラックスしようとしても肩の力が抜けない」「意識しないと肩が下がらない」と感じる場合、体が緊張した状態を“通常”として覚えてしまっていることがあります。
      この状態が続くと、疲れやすさや不調につながりやすくなるため、早めに体の使い方を見直すことが勧められます。

      自己流で無理に直そうとしすぎない

      いかり肩を気にするあまり、

      • 無理に肩を下げようとする

      • 常に姿勢を意識しすぎて疲れてしまう

      といった状態になるのは避けたいところです。
      改善を考える際は、「正そう」と力を入れるよりも、なぜ肩が上がりやすいのかを整理する視点が重要になります。

      専門家に相談するという選択肢

      見た目の違和感だけでなく、肩こりや首の不調が続いている場合は、整体や医療機関など、専門家に相談するという選択肢もあります。
      第三者の視点で体の状態を確認することで、自分では気づきにくいクセや負担のかかり方が整理しやすくなります。

      いかり肩は、我慢すべきものでも、急いで直さなければならないものでもありません。
      今の体の状態を知り、必要に応じて見直すというスタンスで向き合うことが大切です。

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      サイト監修者

      松永 尚也

      松永 尚也

      東京大学 医学部 卒業
      美容内科医/美容皮膚科医/AGA外来医/整形外科医

      一人でも多くの方が正しい情報をもとに安心して行動できるよう、読者の不安や疑問に寄り添った情報発信を心がけています。 専門的な内容もできるだけ噛み砕いてお伝えしますので、お気軽にご参考ください。