整骨院で保険適用するには?保険適用範囲と注意点について詳しく解説!
目次
「保険適用できるか心配」
「医療の料金負担を掛けたくない」
「整骨院に行って治療してもらえるか心配」
以上のような考えを持っていませんか?
日本の病院では、健康保険適用で医療費が70%引きになっています。
さらに、健康保険では「高額療養費制度」があり、1ヶ月の医療費のうち限度額を超えた分は90%以上戻ってこられるのです。
意外に思われますが、「整骨院=病院」ではないのです。
整骨院で保険適用する範囲は病院よりも限られています。
当記事では、整骨院で保険適用の範囲と支払い手順などを解説します。
では、見ていきましょう。
整骨院に健康保険を適用するには?

はじめに、整骨院に通ったときの健康保険で対象になるものとならないものを説明します。
健康保険の適用範囲が医療機関よりも制限されています。
たとえ看板や広告に「各種保険取扱」と書かれていても、健康保険が対応できるのは稀ですので期待しない方がよいでしょう。
健康保険を使える範囲を知っておけば、整骨院に行くときに後悔なく済みますので、必ず読んでみましょう。
健康保険が使える範囲
以下のときに、健康保険が適用可能で、施術費の支払いは一部負担で済みます。
・外傷性が明らかな打撲、ねんざ
・骨折、脱臼(だっきゅう)
・骨・筋肉・関節のけがや痛みで、負傷原因がはっきりしているもの
・ぎっくり腰(緊急を伴う症状の場合)
なお、同じケガで整形外科と柔道整復師に両方通院するときは、健康保険は不可能です。
ただし、柔道整復師に通院して検査の目的の場合は、整形外科に行くことができます。
整骨院で針や灸(きゅう)、マッサージを受ける場合下記に該当するものであれば健康保険が適用されます。
・「神経痛、リウマチ、五十肩、腰痛症」などの慢性的な痛み
・筋麻痺や関節拘縮など医療上マッサージを必要とする症例になった
なお、上記両方の場合も医師の発行した「同意書または診断書」が必要です。
健康保険が使えない範囲
以下のときは、健康保険が不可能です。
治療費の全額が、自己負担になるので気をつけてください。
・日常生活や老化による疲れや痛み
・単なる肩こりや筋肉疲労
・症状の改善がない状態で長期にわたる施術(整形外科の方がおすすめ)
・椎間板ヘルニアやリウマチ、神経痛、関節炎などの疾病
・病院や医院で医師の治療を受けながら整骨院で治療を受ける
・過去の負傷・事故による後遺症
・応急処置後、医師の同意のない骨折、脱臼
・勤務中、通勤途中のけが(労災保険扱い)
・疲労回復や慰安、疾病予防を目的としたマッサージ
なお、記事やネット上でチェックしても不安またはもう少し詳しく知りたい方は、医師や整骨院に連絡してみましょう。
特に、健康保険が使えても医師の同意が必要になるのもあるので、1度整骨院に行く前に担当者へ連絡することをおすすめします。
整骨院で健康保険が適用するときの支払い方法

整骨院で施術開始から健康保険が適用完了までの手順は以下のとおりです。
1.整骨院で受診する
2受付で健康保険証を提示する
3.申請書を本人が署名して、柔道整復師に提出する
4.会計するときに治療費を払う(通常の7割引になっているかチェックする)
5.健康保険組合からの確認連絡をチェックする
6.受診内容の中で必須回答に対応して、保険管理センターに提出する
なお、療養費支給申請書を記入するときは、傷病名・日数・医療費をよく確認した上で署名してください。
整骨院にかかる時の注意点

整骨院で受けるときに、注意点があります。
以下の6点をまとめましたので、確認しましょう。
・症状と原因を正確に伝える
・重複受診とはしご受診を避ける
・領収書を受け取る
・請求内容をよくチェックして署名する
・嘘の申告をしない
・整体院では保険適用にならない
知らずに利用すると、後悔する恐れもあるため、必ずチェックした上で行動してください。
症状と原因を正確に伝える
医療費の7割を免除するには、施術内容が柔道整復師からの定めた症例に合致しなければなりません。
そのため、患者は柔道整復師に症状や原因を正確に伝えて、間違いのないように配慮する必要があります。
また、骨折や脱臼の場合は、医師からの同意が必須です。
そのため、整骨院に行くときは自分の症状の状況などをよく伝えてください。
重複受診とはしご受診を避ける
「重複受診」と「はしご受診」の意味は以下のとおりです。
・重複受診:同じ症状について複数の医療機関を受診すること(最初の病院で紹介状をもらい、別の病院を受診する場合は除く)
・はしご受診:同じ病気やけがで複数の医療機関を受診すること(医療費がかさんで損をする)
整骨院で健康保険を使用したいときは、「重複受診・はしご受診」を避けるようにしましょう。
上記の2ついずれか条件を満たしたときは、健康保険の適用が不可能です。
医療費を全額自己負担で支払うので、気をつけましょう。
整骨院で症状の改善が見られないときは、病院で適切な治療を受けてください。
領収書を忘れないようにする
領収証は必ず受け取り、保管してください。
後日、照会文書や医療費通知が届くので、実際に支払った金額をチェックしましょう。
もし、金額が違っていたときは、健康保険組合へ問い合わせをしてください。
また、施術内容の記録(負傷部位、施術日、施術内容、支払金額など)も残しておきましょう。
施術項目ごとに内訳が明記された明細書を求められるためです。
ただし、発行費用がかかることもあるので、頭に入れてください。
請求内容を自分で確かめて署名する
「自己負担額・受診回数・負傷名と負傷原因・施術内容」などをよくチェックして、療養費支給申請書の「委任欄」に自分で署名してください。
治療した内容を、健康保険組合からお知らせするので、チェックしてみましょう。
内容が間違っていたら、健康保険組合へ問い合わせてください。
嘘の申告をしない
嘘・虚偽を申告するのは絶対にやめましょう。
たとえば、肩凝りや腰痛の緩和のための施術であるのに、「捻挫のための治療」とウソの申告をします。
健康保険組合から不正請求を受け取る整骨院が実際にあるのです。
しかし、不正請求をした場合、厳しい処分がでます。
不正請求が明らかになった場合、受領委任制度を利用できなくなります。
受領委任制度とは、整骨院が患者に代わって各種健康保険組合に療養費を請求する制度です。
似た名前の「整体院」は保険適用にならない
整体院は、保険適用外ですので、覚えておきましょう。
整体師は民間の資格者という位置づけで、国家資格者ではないからです。
整体施術に健康保険が使われたときは、違法になる上に保険料が高騰します。
整体師の施術に対して保険は使えず、自費での施術になることを把握してください。
まとめ
整骨院での健康保険適用範囲を以下にまとめました。
健康保険が適用する
医師の同意
必要:骨折、脱臼(だっきゅう)
不要:ねんざ、打撲、挫傷(肉離れ)
健康保険が適用しない
・疲労や年齢による首筋や肩のこり、腰痛
・筋肉疲労
・神経痛
・リウマチ
・関節炎
・ヘルニア
慢性化した痛みと違和感健康保険に適応するかしないかで治療費が天と地との違いがあるので、しっかりと覚えておきましょう。
整骨院では医療よりも、健康保険が効かないことが多いので、保険適用範囲をよくチェックしてください。
また、治療内容の領収書や通知書なども必要になるので「なくして損した」という状態にならないようにしましょう。
参考文献
整骨院で健康保険が使えるって本当?保険の適用範囲と注意点を解説
https://www.navinavi-hoken.com/articles/osteopathic-clinic
知っていますか?「接骨院・整骨院」の正しいかかり方
http://www.kensetsukokuho.or.jp/member/hoken/14.html
接骨院・整骨院にかかるとき
http://www.morinaga-kenpo.or.jp/contents/boneset/boneset.html
