猫背のデメリットは?原因・自宅でできる改善方法は?

スマートフォンやパソコンでの業務など現代人は猫背になりやすい環境です。なぜ「猫背はダメ」と言われているのでしょうか?

「猫背になる原因は何?」「猫背になるとどうなってしまうの?」「猫背ってどうやったら改善できる?」

など、この記事では猫背についてわかりやすくご紹介します。

猫背になる原因は?

猫背になる原因は、体を支えている筋力の低下や、普段の姿勢が関係しています。日常で姿勢が悪い状態が続くと筋力が低下し、背中が丸まる姿勢になるのです。ほかには以下も挙げられます。

 

・足を組んで座る

・ほお杖をつくクセがある

・片足に体重をかけて立つ

・鞄をいつも同じ肩にかけている

長時間同じ姿勢を続けている

長時間同じ姿勢を続けていると、姿勢維持のために腰に負担がかかり、筋肉が緊張して固くなります。血流も悪くなり、筋肉に栄養や、酸素が補給されずにさらに固くなるという悪循環に陥ります。

長時間同じ姿勢でいる事により、体が歪みやすくなり、背骨自体が丸く潰れてしまう場合もあるので注意が必要です。

 

1日に8時間以上座っている人は、1日3時間程度の人に比べ死亡リスクが1〜2倍になると言われています。意識的に背伸びやストレッチをして、筋肉のコリをほぐしましょう。筋肉が緊張したままでは疲れもたまり、血行不良になります。

スマートフォンやパソコンをよく使う

スマートフォンを使っている時は、画面をのぞき込むように首が前かがみになります。また、スマートフォンやパソコンの操作をしている時は、腕が前に出て巻き肩になりやすいことも猫背の原因です。

運動不足

運動不足は猫背の原因の一つです。筋力が低下することにより、正しい姿勢が保てないのが理由です。美しい姿勢を保つためにはある程度の筋肉が必要になります。

 

猫背に戻ってしまうのを防ぐために、筋トレが有効です。体の体幹やインナーマッスルを鍛えることで、頭や首を支えるのに必要な筋肉の向上が期待できるとされています。

一度猫背のクセがついてしまうと、正しい姿勢を保つのが苦痛になるでしょう。正しい姿勢を保つためにも、軽い運動やストレッチで柔軟性を身につけましょう。

また、ランニングも猫背には効果的です。走るという動作は腕を前後に振るので、肩回りの筋肉をほぐしてくれます。

猫背になるデメリットは?

子供の頃から姿勢に気を付けるように言われて育った方も多いのではないでしょうか。猫背はかっこ悪い、もっと背筋を伸ばして。とよく言われますが、見た目が良くないだけではなく、猫背によってさまざまなデメリットが生じます。ここからはデメリットを4つご紹介します。

肩こりや腰痛を発症する

背中を丸めると、頭が前方に傾きます。頭はかなり重たいため、首や肩、背中の筋肉が引っ張られ、筋肉疲労の原因に。特に首や肩にかかる負担は大きく、血流が悪くなることによる頭痛や眼精疲労の慢性化につながり、さまざまな体調不良を引き起こすとされています。

 

姿勢が悪いということは骨や全身の筋肉がうまく使えてないという事です。それは座っているときだけではなく、立っているときにも当てはまります。腰回りの筋肉も固まり、血流が悪くなることで腰痛になる人も。

 

腰痛により無理な姿勢が続くと骨盤にも影響がでてしまい、股関節などの痛みも誘発します。

呼吸が浅くなる

猫背の姿勢は内臓に負荷がかかります。とくに肺は小さくなり、いつの間にか呼吸が浅くなる原因です。新鮮な酸素が体内に送り込めず、全体的に血流が悪くなり代謝もおちるとされています。

 

猫背が強い人は軽度の酸欠状態になる可能性もあるので、意識的に深呼吸しましょう。

太りやすくなる

姿勢のせいで太って見えるのとは別に、血流が悪くなると代謝が落ちるため、むくみやすくなり、太りやすい体質になります。また、骨盤の位置や内臓の位置もずれ、胃腸の動きが悪くなり、便秘になりやすいと言われています。

自律神経が乱れてしまう

自律神経の中枢は首の骨の上あたりにあり、姿勢が崩れると首や肩に負担がかかり、脳の働きにも影響を及ぼすことがあります。

🔵猫背になると顔にも悪影響する?

姿勢が崩れることにより顔が前に出ます。そのため遠近法により顔が大きく見えてしまうことも。肩周りや首の筋肉が固くなると、顔の筋肉は重力の影響で下の方向に垂れやすくなり、しわやたるみの原因にもなります。

顔のむくみの原因は、猫背の前傾姿勢によるいわゆる「巻き肩」です。全身を巡るリンパ管のもとは鎖骨周辺にあり、巻き肩によってリンパ管が圧迫され、むくみの原因となります。

美容に気を遣っており、フェイスラインを整えたいという方は姿勢にも気を付けましょう。

猫背を治すために必要な期間は?

姿勢をよくして、それがつらいと感じない体になるにはそれなりの時間が必要です。整体などで矯正し、骨格を本来の軸に戻すことも姿勢を保つためのおすすめの方法です。

 

人間の体の癖を変えるのには3〜4ヵ月程度かかるといわれていますが、猫背は日ごろの悪い習慣の一つなので戻りやすく、注意が必要です。

 

およそ9~12ヵ月で筋力が付き、美しい姿勢が定着するといわれています。

あくまでも目安なので、筋肉の衰えや、骨の歪み、長時間同じ姿勢でいる事など体の状態や日常生活によって左右されます。

自宅でできる猫背改善方法は?

軽い運動やストレッチで背骨の柔軟性を保ちつつ、背中やインナーマッスルを鍛える事が大切です。ウォーキングなど心身共にリラックスする方法をとりましょう。

また、正しい姿勢を知り、日頃から自分で意識するように心がけるのが大切です。

定期的に肩の力を抜く

凝り固まった姿勢は血流が悪くなりさまざまな体調不良を引き起こすとされています。精神的なストレスや緊張感、腕の位置などの理由により肩の力が無意識に入ってしまいます。

肩の力を抜くと、筋肉の緊張もほぐれます。肩を温めるなどしてリラックスしましょう。

 

座りながらでもできる簡単な運動も日常に取り入れてみましょう。

上半身をリラックスさせ、両腕をだらんと落とします。左右の方を自分の楽なペースで上下に動かしたり、深呼吸をして副交感神経を刺激するのもおすすめです。

正しい姿勢を意識する

正しい姿勢とは、体を横から見た時に、背中から腰までがS字になっている状態です。お腹やお尻に力を入れることで姿勢をキープしやすくなります。

正しい姿勢を常に意識するのが難しい方は、サポーターベルトに頼ると良いでしょう。最初は30分くらいから始めて、徐々に慣らしていきましょう。

座る時にクッションを使用する

骨盤をサポートすることにより、美しい姿勢を楽にキープできます。子供用から大人用までさまざまなサイズがあります。

人によって、姿勢のクセや骨盤の大きさなどに違いがあるため、一度店頭で座ってみて、座り心地を確認してから購入するのが良いでしょう。

広島周辺で猫背でお悩みの方はセラピストプラネットにご相談ください!

今回は猫背によるデメリットについて解説しました。

猫背になる原因を知ることで、今後日常で気を付けるべきことがわかり、より正しい姿勢を保つ意識を持つことができます。長時間同じ姿勢をとる際は、簡単なストレッチを行ったりクッションを使ったりして首や肩の筋肉がこらないように注意しましょう。日ごろからストレッチや軽い運動をすることで心身ともにリラックスすることで筋肉の緊張が改善します。

広島周辺にお住まいの方で、猫背にお悩みの方は、ぜひセラピストプラネットにご相談ください。セラピストプラネットは広島県広島市を拠点としている整骨院で、広島県内に10店舗を構えています。どの店舗も最寄り駅から徒歩1〜13分程度というアクセスの良さが特徴の一つです。どんな些細な症状でも、お気軽にご相談ください。一人ひとりの原因を突き止めて、解決への道筋を探し、一緒に改善を目指していきましょう。